【名曲リレー421】Light#3
■First Light / Camel ('77)
リチャード・シンクレアが参加した事でぐっとキャラヴァン度があがったキャメルの「Rain Dance」('77)の1曲目です。百戦錬磨のメル・コリンズも参加して演奏力も強化されています。このインストはムード・プログレと揶揄(例によって渋谷陽一氏が命名、多分クリムゾンのように緊張感を強いるものと対比しての「耳触りがいいプログレ」的に使ってるのだと思いますが)される事が多かったキャメルにあってかなり攻めるナンバーでした。アルバムの最後でこの曲のテーマがもう一度繰り返されます。僕はこのイントロのフェードインしてくるところが大好きなんです。
【名曲リレー422】first#2
■First Time Love / Livingston Taylor ('78)
JTの弟、リヴの最大のシングルヒットが80年のこの曲です。レーベルがEpicということもあって日本ではAOR風味で売り出されてました。キャッチーなメロディーで派手派手な押し付けがましさがないのですけど、この人の持ち味はやはりCapricornからの「Liv」あたりにあると思うのです。
【名曲リレー423】first#3
■First I Look At The Purse / J Geils Band ('72)
初期のストーンズ並みに、J・ガイルズ・バンドは一貫してR&Bへの思慕、リスペクトを前面に出し積極的にカヴァーし自分たちの音楽に取り込んできました。ブルーズ・ベースのハードロックにない、躍動感がすごく異色に感じました。70年のデビュー作に入った"First I Look At The Purse"は、コントゥアーズのカヴァーです。ここでは「Full House」というライヴ盤から。
【名曲リレー424】look#2
■Look At The World It's Changing / Heads Hands & Feet ('70)
60’sのイギリスでセッションgtrとして鳴らしたアルバート・リーが参加したヘッズ,ハンズ&フィートはデビュー作がいきなり2枚組(米Capitol仕様、英本国ではIslandから1枚もので)というヴォリュームでした。確かにスワンプ~カントリー・ロック風味はありますが、60’sにはシンガーとしてシングルを出してたトニー・コールトンのバラード・シンガーぶりも大いに魅力です。“Look At The World It’s Changing”は歌い上げるバラードでなかなか素晴らしい。リーはその後エミルー・ハリスのホット・バンドを経てクラプトン・バンドに参加しています。
【名曲リレー425】look#3
■You All Look Alike / The Byrds ('70)
バーズの「Untitled」に入った"You All Look Alike"は、いかにも後期バーズらしいカントリーロックになっています。スキップ・バッティンとキム・フォウリーの共作です。昔は1枚目のライヴ盤のA面ばかり聞いてましたが、今ではスタジオのCD面の良さがわかります。