【名曲リレー416】sun#2
■Look At The Sun / Richie Furay Band('76)
SHFバンド解散の理由の一つにリッチー・フューレイの宗教があったといわれてます。76年に組んだRFBでは、神の歌ともいえるCCM(Contemporary Christian Music)の域に入っていますが、そうしたことは近年言われてるだけで当時は一切そんな話ありませんでした。「I’ve Got A Reason」からの”Look At The Sun”は力強くドラマティックな演奏と歌です。トム・スタイプ(kb)、ラヴソングのジョン・メーラー(ds)とジョン・トゥルーアック(b)にリッチー(g,vo)。
【名曲リレー417】sun#3
■I Know The Sun Don't Shine / The Rumbledown Band ('74)
ディランの"やせっぽちのバラード"のリフを借りたこの曲は、フランキー・ミラーが3枚目の「The Rock」('75)に入れるアンディ・フレイザー曲ですが、このヴァージョンはポール・コソフのコンピ「Blue Soul」('86)から。ランブルダウン・バンドとはこのセッションの時に付けられた即席のネーミングでしょうか?いわゆるフレイザー=ミラー・バンドと呼ばれたものでセッションしただけで終わってしまった音源。時期的に74年かなあ。コソフのgは泣きまくります。
【名曲リレー418】shine#2
■Shine On / Badfinger ('74)
Apple時代の音源が軒並み廃盤で手軽に聞く事が出来なかった頃、Warner Bros時代の2枚は楽に聞けて、Edselから出たベストも買いましたし、2枚ともいち早くCD化されたりしてましたが、決まって「古参の識者たち」のいう「Apple時代に比べれば…」のつぶやきにはカチンときまくってました。聞けないんだからしょうがないやんかよお~って感じ。それでも2枚から編集されたEdselの「Shine On」はいいところが濃縮されてました。そのタイトルとなった”Shine On”はアメリカ西海岸的なメロディとアレンジが好みでした。Warner移籍第1弾の「Badfinger」(涙の旅路って邦題、演歌かっ!)から。
【名曲リレー419】shine#3
■Light Shine / Jesse Colin Young ('74)
70's半ばジェシ・コリン・ヤングをよく理解してた人たちはヤングブラッズからのシンパで、なかなか新参者が入る隙間はなかったような感じです。東から移動して西に来た事は置いといても、いわゆる西海岸の面々よりも知性的で、小難しい事を言いそうなイメージでした。そういう事もあってなかなか入って行けなかった(もちろん歌詞の部分もある)のですが、ある時点からスーッとジェシの歌声が自分の中に入ってくるようになりました。74年の「Light Shine」のタイトル曲、後半リズムチェンジしてスウィングっぽくなるあたりは今も新鮮です。
【名曲リレー420】Light#2
■The Day The Lights Went Out / Genesis ('78)
78年のシングル"Many Too Many"のB面に入った2曲の未発表曲はなんてゴーカなんだと思いました。3人になって創作意欲がさらに増したのかポップで英国的で従来のファンでも楽しめるコンパクトな曲を量産しています。"The Day The Light Went Out"もその一つ。