【名曲リレー411】of love#3
■Victim Of Love / The Eagles ('76)
拡大ヴァージョン(といっても同時期の未発表ライヴ)がもうすぐ出る「Hotel California」から”Victim Of Love”。本当はフェルダーが歌いたかったのだけど、マネージャーがフェルダーを飯に連れてく間にヘンリーが完璧に歌ったテイクを公式としてしまったらしい。確かにいい曲なんでヘンリーの方が素晴らしい。このあたりからフェルダーのストレスもたまりつつあったのかなあ。後半のスライドはジョー・ウォルシュで、それまでソロやジェームズ・ギャングで聞かせたきたスライドと質感が違うの(ずっしりと重い)は録音のせいでしょうね。
【名曲リレー412】victim#2
■Victim Of Romance / Michelle Phillips ('77)
ママス&パパス解散後女優業を歩んでたミッシェル・フィリップスが77年に出した初ソロ「Victim Of Romance」は、昔懐かしい60'sのガール・サウンドを77年の感覚で再構築した1枚。ジャック・ニッチェとムーン・マーティンがプロダクションにからんでいます。このタイトル曲はまさに60'sムードあふれる楽しい曲です。
【名曲リレー413】victim#3
■Victim Of Broken Heart / Aldo Nova ('83)
カナダから登場したメロディアスなハードロックgtr/kb奏者がアルド・ノヴァです。判りやすいメロディーでボストンあたりをハードにした感じ。確かシンディー・ローパーの来日にも同じレーベルと言うことでサポートとして同行してた記憶。モントリオール出身のgtrで、いかにも80'sらしい派手さあります。83年の「Subject」(Potrait)から。詳しくはないですけど、ベニー・マードーンズの”Into The Night"風のドラマティックな”Victim Of Broken Heart”が好きです。
【名曲リレー414】heart#2
■Heart Full Of Soul / Box Of Frogs ('83)
ヤードバーズのスター性のない3人が80'sになった集まったのがボックス・オブ・フロッグス。voにメディシン・ヘッドのジョン・フィドラーを、さらに曲によってはゲストを加え活動。80’sのこうしたヴェテランの活動は実に心強いものがありました。ヤードバーズ時代のリメイクになる“Heart Full Of Soul”には、元ファミリーのロジャー・チャップマンがvoで参加しヘヴィに仕上がっています。
【名曲リレー415】heart#3
■Set The Controls For The Heart Of The Sun / Pink Floyd ('68)
「神秘」という邦題がついた68年のピンク・フロイドのセカンドは、シド・バレット在籍のままデイヴィッド・ギルモア(g)が加わった5人体制の唯一の作品。とは言ってもレコーディング時にバレットは脱退し、完成時には4人となっていました。"太陽賛歌"という邦題の"Set The Contorls For The Heart Of The Sun"は、vibeが印象的なサイケ・ナンバー。こういう曲を聞くとデッドもフロイドもやってる事は大して変わらない気もします。デッドの「Aoxomoxoa」に入っててもおかしくないような酩酊感のあるナンバー。動画はポンペイのライヴから。