【名曲リレー396】north#2

■Song For The North Star / Jorma Kaukonen('74)

このジャケのせいでなかなか手が出なかったヨーマ・コウコネンのソロ「Quah」を買ったのはずいぶん後で、Relixからの再発でした。ホット・ツナでのアコースティックなフォーク・ブルーズの路線そのまんまで、トム・ホブソンが歌う曲もあります。”Song For The North Star”は、ストリングスがちょっと過剰かなあ。いいメロディーだとは思いますが。prodはジャック・キャサディ。

 

 

【名曲リレー397】north#3

■Girl From North Country / Tom Northcott('68)

トム・ノースコットといえば、バーバンクならではの人工的に着色された様なプロダクションの初期のシングルが有名なヴァンクーヴァー出身のsswです。このディランの"北国の少女"のカヴァーはレニー・ワーロンカーとリオン・ラッセルのprodになります。これぞバーバンク・サウンドで、リトル・フィートやドゥービーは普通バーバンク・サウンドとは言いません。

 

 

【名曲リレー398】country#2

■Ride The Country / Poco ('75)

リッチー抜けた後4人組となったポコは結束を強め、この時期を愛すべきファンたちはFab 4と呼びます。契約の関係でABC移籍後、古巣Epicから出たライヴ盤「Live」はこの時期の充実したライヴ・パフォーマンスを収めてます(その完成形が発掘音源となった「The Last Round Up」です)。”Ride The Country”はそこからのベストトラックとも言えるポール・コットンによる力強い曲です。一番の聞きものは大きなうねりを持った縦横無尽なラスティのsteelです。

 

 

【名曲リレー399】country#3 

■In A Big Country / Big Country ('83)

83年のビッグ・カントリーの最大のヒット曲です。スキッズにいたスチュワート・アダムソン(g,vo)が組んだ4人組。ステージを所せましに動きまわりバグパイプ風のgを聞かせるスコットランドのバンドでした。dsを派手に聞かせるスティーヴ・リリーホワイトのサウンド作りが流行ってましたね。

 

 

【名曲リレー400】big#2

■Big Thirst / Jim Capaldi ('72)

トラフィック本体にマッスル・ショールズの面々(デイヴィッド・フッドやロジャー・ホーキンス)が加わるきっかけとなったのは前年に行えなわれた当地でのキャパルディの初ソロの録音で、ここでのお試しに手ごたえをつかんだんでしょうね。”Big Thirst”はポール・コソフの必殺のgや共作者の一人のデイヴ・メイスンのharmonicaも聞けるバラードです。雰囲気を盛り上げる女性コーラスは、ブラザーフッド・オブ・マンのスー・グローヴァー&サニー・レズリーです。