【名曲リレー356】you#2
■Thank You For... / Bridget St John(’72)
ジョン・ピールのDandelionからデビューしたブリジット・セント・ジョンの3枚目です。スモーキーな歌声を聞かせるsswで、ジョン・マーティン、ティム・レンウィックらフォーク・ロック系の人たちが参加したこのアルバムが一番とっつきやすいのです。トラッド系を苦手とするので、僕の英三美神は、シエラ・マクドナルド、ジリアン・マクファーソンそしてブリジットということになるのです。
【名曲リレー357】you#3
■You Send Me / Steve Miller Band('77)
サム・クックの名曲をスティーヴ・ミラーやニコレット・ラーソンがカヴァーしたのは嬉しかった。大ヒット「Fly Like An Eagle」に入った意外なカヴァー”You Send Me”でした。
【名曲リレー348】send#2
■Please Send Me Someone To Love / The Animals('77)
ポール・バタフィールドのベター・デイズで知ったパーシー・メイフィールドのブルーズですが、77年突如オリジナルメンバーで再結成されたアニマルズ(日本盤はJet~キングから出たのです、「Before We Were So Rudely Interrupted」というタイトルでした)もカヴァー。エリック・バードンの凄さにはいまだ気付いていない僕です。ヒルトン・ヴァレンタイン(g)、ジョン・スティール(ds)、アラン・プライス(kb)、チャス・チャンドラー(b)のオリジナル・ラインナップでしたがやはり1枚しか持ちませんでした。
【名曲リレー359】send#3
■New York City Send My Baby Home / Digby Richard('74)
昔からよく店頭で見たディグビー・リチャーズですが、オーストラリアのsswで50'sから活動してた人とは知りませんでした。70'sに米RCAから何枚かLPが出てて、「Digby Richards」('74)は持ってました。そのオープニング曲は軽快な”New York City Send My Baby Home”。地元オーストラリアではヒットしたシングルとか。ハーモニカやスティールが使われた心地よいカントリーロックです。
【名曲リレー360】new york#2
■A Night In New York / Elbow Bones & The Racketeers
めずらしくフリー・ソウル系のコンピレーション聞いてます。従来の縦割りの音楽の聴き方でなく、ジャンルを超えた横割りの聴き方、としてフリー・ソウル、レア・グルーヴのブームがDJなどクラブ・カルチャーを中心に浸透し始めたのが、95年頃で、橋本徹の「Suburbis Suites」などの雑誌、フリーペーパーを中心に渋谷系を巻き込んで、03年頃までに大きくブレイクしました。もともと実態のない「フリー・ソウル」という言葉(従来の黒人音楽の聴き方を超えた、フォーク、ロック、ジャズ、ブラジルなどを巻き込んだそういう音楽の総称で、具体的なジャンルを表すわけではない、といいます)ですが、特定のスタイルではないと言いつつ、聴き手はなんとなくイメージするものがあって、言葉が形骸化している感じはあります。さてエルボウ・ボーンズ&・ザ・ラッケティアーズは、キッド・クリオールことオーガスタ・ダーネルの変名バンドです。80'sの「ミュージック・マガジン」の裏表紙は東芝EMIの広告がよく乗ってましたが、キッド・クリオール&ザ・ココナッツやらこのエルボウ・ボーンズは印象的なイラストでよく覚えてます。まあ当時からうさんくさい格好のディスコ系アーティストという認識はありましたが、この"Night In New York"('83)は、なかなか心地いい。voのステファニー・フラーはなかなかそそります。