【名曲リレー341】love#3
■Love Me Not / Jeffrey Comanor('76)
印象的なフレーズとソロを弾くだけ弾いてさっと帰ってく印象のドン・フェルダー、憂いに満ちた歌声を添えるドン・ヘンリー、フレーズをキメて、口を半開きにした表情が思い浮かぶジョー・ウォルシュ、コーラスワークで華を添えるティモシー・シュミットと、イーグルス一派が参加したジェフリー・コマナーのサードです。最初に知ったのは「ロッキンf」誌のイーグルス関係のディスコグラフィー。実際に耳に出来たのは、ボロボロの米盤カット・アウトをマザーズかHiFiで買った80's半ばでした。レイドバックしすぎと言われますが、僕にとってはこの辺がウエストコースト・サウンド!と、書きつつこの"Love Me Not"はレギュラー・バンドによるもので、印象的なgソロはボイランがprodしたPPLのラリー・ゴショーンです。元々は映画「ファントム・オブ・パラダイス」に出演とか、ハリウッド界隈での仕事が多かったsswのジェフリー・コマナー(デビューはA&Mから)が76年にリリースした3枚目「A Rumor In His Own Time」(Columbia)は、ジョン・ボイランprod。
このあと童話作家になるためミュージシャンを辞めてしまったコマナーの最後の作品として忘れられません。
【名曲リレー342】not#2
■It's Not Spotlight / Gerry Goffin('70)
ある者はロッド・スチュワートで、ある者は浅川マキor金子マリで、知ったろう"それはスポットライトではない"は、キャロル・キングのダンナだったジェリー・ゴフィンがAdelphiに残したスワンプロックな「It Ain't Exactly entertainment」('70)にはいった名曲。バリー・ゴールバーグとの共作でした。しみじみする名曲です。この2枚組はLP時代は相当レアな物ですごい値段が付いてました。
【名曲リレー343】not#3
■She's Not There / Santana('78)
ライヴとスタジオ作品が混在した「Moonflower」に収録されたゾンビーズのカヴァー曲で、この時期ロッククラシックをラテンロックに焼き直し、サンタナ・バンドとしてのセールスの足しにした路線が取られています。動画はvoがグレッグ・ウォーカーではなく元ブライアン・オーガー&オブリヴィオン・エキスプレスのアレックス・リガーウッドな気がします。79年のライヴ。
【名曲リレー344】there#2
■Suddenly There Was You / Zulema('76)
ズレーマはフロリダ州タンパ出身のレイデイ・ソウル。その昔「週刊FM」増刊のロック・ソウル人名辞典みたいなもの(表紙はスージー・クアトロ)のZの項なんで最後に載ってたことは覚えてます。この”Suddenly There Was You”は、メロウなバラードでとてもお気に入り。リリースはRCAから。
【名曲リレー345】there#3
■Knock Knock Who's There / Mary Hopkin('70)
メリー・ホプキンの中では一番好きかもしれません。邦題は"しあわせの扉"('70)でした。作者の一人にジェフ・スティーヴンスの名前があってニュー・ヴォードヴィル・バンドの"ウィンチェスターの鐘"を思い出しました。