【名曲リレー326】snow#2
■Flight Of Snow Moose / Gary Moore('78)
「Back On The Streets」が出た78年、ゲイリー・ムーアのことを僕の周りではジェフ・ベックとかを聴くクロスオーバー好きな友人が教えてくれました。そういえばジョン・モウル(b)、ドン・エイリー(kb)、サイモン・フィリップス(ds)の変則コロシアム2的な”Flight Of Snow Moose”をよく聞かされました。ベックの"Scatter Brain"を思い出すカッコイイ曲です。
【名曲リレー327】snow#3
■Snowbird / Anne Murray('70)
カナダの女性シンガー、アン・マレーの最初のヒットでした。"Snowbird"('70)は軽やかな歌声とel-sitarが心地いい。この人はフォーク的なニュアンスもありましたが、基本線はMORなのであまり知らないのです。確かFURUさんがセレクトに入れてくれて知った曲じゃなかったかなあ。
【名曲リレー328】bird#2
■Bird On A Wing / Rare Bird('69)
どんなものか気になりだした頃には既に見つけるのが難しいバンドになっていたレアバードですが、実際耳にすると意外に正統派に感じました(初期の話)。オルガン・ロックとつい言ってしまいますが、実際2台のkbはオルガンとエレピだそうです(グラハム・フィールドがフィールズ組む為に抜けると、意外なハードな音になってゆくのが面白いですが)。Charismaレーベルのクラシカルなプログレ・バンドで、"Sympathy"という大ヒットがありますが、この適度な暗さと哀愁味はヨーロッパでの大ヒットがよくわかります。かなり古式ゆかしい感じの音。69年のファーストからの”Bird On A Wing”です。
【名曲リレー329】bird#3
■High Flying Electric Bird / Pete Brown & Piblokto!('70)
ピート・ブラウンは英国のビート詩人で、クリームの歌詞を担当したことで知られる人。68年にクリス・スペディング(g,vo)、ロブ・テイト(ds~のちにホール・ワールド)、チャーリー・ハート(kb~のちにスリム・チャンス)らとバタード・オーナメンツを結成し、Harvestからデビュー。アンダーグラウンド色の濃いジャズ・ロックで、1枚出した後バンドをスペディングに譲って新たにピブロクト!を結成しています。そのピブロクト!はプログレと紹介されることも多いけど、基本線はジャズ・ロック。ロジャー・ブン(b)、ロブ・テイト(ds)、ジム・ミューレン(g)、デイヴ・トンプソン(kb,sax)にブラウン(vo)というラインナップ。"High Flying Electric Bird"では、遠くでmellotronも聞こえ美しいのです。「...Art School Dance Goes On For Ever」から
【名曲リレー330】high#2
■She's So High / Marc Tanner Band('79)
79年当時僕は「No Escape」を出したばっかりのマーク・タナーにはめちゃくちゃ期待してたんです。バンドとはついてるものの、タナー(vo)とリッチー・ジトー(g)+LAのスタジオメンによるポップロックの数々。アレンジもシンプルですごくよかったしドライヴするgも派手派手で十代の心をがっちりつかんでましたが、2枚目を出してあっさり解散してしまったのです。"She's So High"はストリングス・シンセ(ってあの時代っぽいよね)で始まるメロウなナンバーです。動画は7分過ぎから。