【名曲リレー271】night#3

■Sharing The Night Together / Dr.Hook('78)

ドクター・フックってこんなにメロウなんだっけ?とびっくりした78年の大ヒット。その昔ドクター・フック&メディスン・ショー時代はもっと泥くさく皮肉っぽい歌詞のカントリー・ロックをやってましたが、Capitolに移ってこの曲や"Sexy Eyes"などメロウでポップなヒットを飛ばしてます。こうしたシングルは結構売れてる(この曲も最高位#6)のにアルバムはトップ50にも入らないのはイメ-ジのせいでしょうかね。

同じCapitolということもあって、メロディアスなリトル・リヴァー・バンドなんかとも重なります。

 

 

【名曲リレー272】together#2

■We Will Get Together / Atlee('70)

Dunhillに1枚出して消えたアトゥリーはアトゥリー・イェーガー(b,vo)を中心とした無名のハードロック。なんと日本盤LPが東芝がでてたそうな。”We Will Get Together”はその「Flying A Head」からキャッチーなメロディーのハードロックというかハードなロック。GFRあたりと比べるとアーシーな部分あり.dsはハイウェイ・ロバリーに参加するドン・フランシスコ。

 

 

【名曲リレー273】together#3

■Never Together But Close Sometimes / Carlene Carter('77)

カーター・ファミリーという米カントリーの名門から登場した異端児、カーレン・カーターのファーストはジャケットからか「純情可憐」('77)という邦題がついてました。ルーモアとロックパイルをバックにした1枚で、もっとパブロックなのかと思ったら、そうでもなかったです。フットワークの軽さでは断然3枚目の「Musical Shapes」なんですが、"Never Together Closing Sometimes"は、レゲエっぽいリズムをうまく生かしててなかなかいいです。後に「パワーポップ・グルーヴス」というワーナー系のパワポのコンピにも収録。高校の頃の洋楽のアイドルは、ナンシー・ウィルソン(ハート)、デビー・ハリー(ブロンディー)とこのカーレン・カーターでした。美人なうえにセクシーショットも厭わないこの人大好きでしたわ。

 

 

【名曲リレー274】sometimes#2

■Sometimes Lovin’You / Crowfoot('71)

前に挙げたアトゥリー解散後ドン・フランシスコ(ds)がラッセル・ダシェル(b,kb,vo)らと組んだのがクロウフット。こちらもDunhillに2枚あってアーシーな部分が強くなった音。セカンド「Find The Sun」には”Sailing Girl”という浮遊感溢れる名曲あり。”Sometimes Lovin' You"は後にドン・ハリソン・バンドに加わるラッセル・ダッシェルが熱っぽいgを聞かせます。

 

 

【名曲リレー275】sometimes#3

■Sometimes Like A River / Joy Of Cooking('71)

カリフォルニアは、バークレーから登場したジョイ・オブ・クッキングは、女性2人を配した5人組ですが、いわゆる西海岸的な音ではなくもっとブルーズとジャズの香りがします。ト二・ブラウンとテリー・ガースウェイトという個性豊かな2人のソングライターがいながら商業的な成功に恵まれなかったのは、ブルーズとジャズにこだわる音楽的に頑なな部分があったからではと感じます。71年のセカンド「Closer To The Ground」(Capitol)からの"Sometimes Like A River"は、珍しくわかりやすいメロディーです。