【名曲リレー236】time#2

■Once Upon A Time / Rick Danko('77)

リック・ダンコの初ソロは、リヴォン・ヘルムのRCO・オール・スターズと同じく「解散表明」が出る前にリリースされたんで、まだこの時点ではあくまでも余技みたいな余裕がありました。その後結局これを超えるようなスタジオ・ソロは出来ずに、やはりメジャー・レーベル(Arista)はお金と余裕があるのだなあと改めて感じます。ちゃんとリマスターして出してほしい1枚。”Once Upon A Time”はBラスの名曲。他にも”New Mexico”、”Shake It”、”Sip The Wine”など名曲佳曲多し。

 

 

【名曲リレー237】time#3

■Bad Luck Into Good Times / Bill House('74)

ビル・ハウスと言う人はビーチボーイズ関係のEquinoxからアルバムを出してたsswで、時代柄早すぎたAORとして評価されてます。この「Give Me A Break」('74)は美メロ満載の1枚。このジャケからこのメロディーとはなかなかつながりません。”Bad Luck Into Good Times”は文句なしのキラーチューンです。CDも出てるんで見つけたらぜひ。

 

 

【名曲リレー238】luck#2

■Lady Luck Kenny Loggins('77)

ロギンズ&メッシーナ解散後初のソロ「Celebrate Me Home」はフィル・ラモーンとボブ・ジェームズのprodでストレートなロックというよりもフュージョン風味の入った音で、それはそのまま後期L&Mの流れに乗ったものでした。その1曲目”Lady Luck”ではハイラム・ブロックのgソロをフィーチャー。歌詞はサンフォード・タウンゼンドのジョン・タウンゼンドが書いています。

 

 

【名曲リレー239】luck#3

■Hard Luck Woman / Kiss('76)

日本盤LPの邦題は「地獄シリーズ」でつなげられてまして、"Detroit Rock City"が入った「地獄の軍団」で、日本でもブレイク。エアロスミスを初めて聞いたときも思ったけど、それまで聞いてきたイギリスのハードロックとは手触りがかなり違う。メイクは歌舞伎からヒントを得たなんてことは、今見ると気がつくけど、コドモだった当時は、そのメイクのインパクトで十分だった。その「軍団」に続く「地獄のロックファイアー」からのシングルが、猫メイクのピーター・クリスが歌う"Hard Luck Woman"。最初は"ハードロック・ウーマン"だと思ってて、全然ハードじゃないなあというのが第一印象。アコギの使い方とメロディーがキッスらしくなくて、好きだった。なんでもポール・スタンレーがロッド・スチュワートに書いたけど、使ってもらえなかったらしい。最高位#15。

 

 

【名曲リレー240】woman#2

■Woman / Shape Of The Rain('71)

シェイプ・オブ・ザ・レインが、アルバム名なのか(だとすればバンド名は、Reily,Reily,Wood Waggins)バンド名なのか迷うところです。71年に英RCA-Neonに1枚LPがある4人組。プログレと言うのもまた違うのですが、クリアなgのトーンが印象的な早すぎたネオアコ的なムードもあります。ただこの曲はイントロはともかく、全体にハードロックっぽい。