【名曲リレー216】mind#2

■Legend Of A Mind / The Moody Blues('68)

ムーディー・ブルーズに関しては全く門外漢なのですが、数年ぶりに最近またちゃんと聞いてみたい気もしてきました(以前玉砕だったのにもかかわらず)。この”Legend Of A Mind”はLSD文化のアイコンだった心理学者のティモシー・リアリーについて歌われたもので、68年の「In Search of the Lost Chord」に収録。全英#5まであがったヒット曲でメロトロンやフルート(作者のレイ・トーマスが吹いています)が適材適所と言う感じで使われています。

 

 

【名曲リレー217】mind#3

■Peace Of Mind / Boston('77)

産業ロックと揶揄されはじめるまでは、プログレ・ハードなんてまったく判らない言葉で紹介されることが多かった、ボストンはトム・ショルツを中心とした5人組ながら、大半の楽器をショルツがこなし、歌とds以外はワンマンバンドに近いです。76年に出たファーストは、時代と共にわかりやすく(ポップに)なったハードロックの最終形と当時も今も僕はとらえています。ギュワーンというgのリフ(ギター型宇宙船のジャケットからスペーシーと表現されることも多かったのは、「スターウォーズ」に沸いた年だったからか)とメロディーは十代を熱狂させるに十分でした。大ヒット"More Than A Feeling"(宇宙の彼方へ、という邦題は気分でつけたろうね)に続くシングルとなった"Peace Of Mind"は、前曲以上にメロディアスでアコギを上手く使って、弾けてます。

 

 

【名曲リレー218】peace#2

■Peace In The End / Keith Cross & Peter Ross('72)

T2にいたキース・クロス(kb)がピーター・ロス(g)と組んで72年に出した「Bored Civilians」(Decca)は心休まるフォークロック中心で、ニック・ロウ、ビル・ランキン等ブリンズレー一派が参加しています。この"Peace In The End"は、サンディー・デニーがフェアポート脱退後トレヴァー・ルーカスと組んだフォザリンゲイのナンバーです。ゆるいsteelはもちろんB・J・コールの出番です。こういうフォークロックが本来の味なのか、T2のハード&ヘヴィなプログレ路線がそうなのかわかりませんが…

 

 

【名曲リレー219】peace#3

■What's So Funny About Peace,Love And Understanding / Brinsley Schwarz('74)

ブリンズレー・シュワーツの最終作「New Favorites Of」に入った曲ですが、エルヴィス・コステロがデビュー直後に取り上げ有名になりました。”Peace Love ETC”として長いことステージでもとりあげられてました。この「New Favorites」というのは昔も今も出会ったことない1枚でした。

 

 

【名曲リレー220】funny#2

■Funny How Love Can Be / The Ivy League('65)

アイヴィー・リーグは、ソングライター・チームのカーター&ルイスにペリー・フォードを加えたコーラス・グループです。"Funny How Love Can Be"('65)は全英#5にヒットでバックバンドを付けて横一列で歌う姿が動画に残っています。カーター&ルイスが辞めて、エジソン・ライトハウス、ピプキンズ等で歌うさすらいのセッションシンガーのトニー・バロウズとニール・ランドンが参加するのはもっと後。僕はこの曲をタツロー氏の「サウンド・ストリート」で知りました。