【名曲リレー191】door#3

■Walk Out The Front Door/ Bonnie Raitt('75)

ボニー・レイットの「Home Plate」('75)はルーツ色とコンテンポラリー色がいい塩梅でミックスされています。サウザー、カズ、リトル・フィートにデルバート・マクリントンと言った同時代のsswの作品に交じって"Walk Out The Front Door"はリップ・ストックとマーク・ジョーダンの共作。この二人はボニーの相棒フリーボとエディソン・エレクトリック・バンドというホワイトブルーズバンドを組んでた人たちなんでこの曲はその時代のレパートリーかもしれません。モントルーでの77年のライヴがありました。

 

 

【名曲リレー192】walk#2

■Walk Like A Man / Grand Funk Railroad('73)

「We're An American Band」('73)からタイトル曲に続くシングルになった"Walk Like A Man"は意外と黒っぽいハードロックです。prodはトッド・ラングレンで後に、トッドがprodしたアーティストのカヴァー集「(re)Production」('11)にも収録されました。

 

 

【名曲リレー193】walk#3

■Walk This Way / Aerosmith('75)

日本では77年1月の初来日に向け一つ前の「闇夜のへヴィロック」からシングルカットされたのが"Walk This Way"でした。初めて買ったロックのシングルだったかもしれない。ちなみに75年に最初にシングルカットされ不発。76年に再度シングルカットでヒット(#10)ですがB面は共に違います。日本盤シングルはこの2つの米盤シングルとはまたB面が違いました(「Rocks」からの"Nobody's Fault")。ジャケめくると簡単な解説があってかなり扇情的的な事が書かれてた記憶で当時の厨房の僕はびっくりしましたとさ。この曲でのとにかく早口のスティーヴン・タイラーのvoは、ある意味ラップ向きで後に復活のきっかけとなったRUN DMCのカヴァーはうってつけだったとか、ミーターズの”Cissy Strut”からの影響とか、繰り返される♫Walk This Way~の最後が♫Talk This Way~で、これはGFRの"Walk Like A Man"のオマージュではないか?とか、は後付けの情報。僕はブリティッシュ・ハードとは全然ちがう米ハードの洗礼となったのです。ああそうだ最初の邦題は"お説教"でした。

 

 

【名曲リレー194】way#2

■Be That Way / Livingston Taylor('71)

兄のJT以上に飾らない感じが素敵な弟リヴィングストン・テイラーのこれまた大好きなセカンド「Liv」('71)に入った”Be That Way”。Capricornからのリリースで、ポール・ホーンズビイ(kb)、トミー・タルトン(g)らCapricornのスタジオ・ミュージシャンが参加。この抑制された演奏も気持ちいいのです。緑がまぶしいジャケも印象的です。

 

 

【名曲リレー195】way#3

■On The Way Home / Buffalo Springfield('68)

バンドとしての機能は消失し事実上解散していた「Last Time Around」期のバッファロー・スプリングフィールドです。ニール・ヤングが書いてリッチー・フューレイが歌った"On The Way Home"は都会的なポップと言う感じが心地いい。アコギ1本で歌われるCSN&Yのヴァージョンよりもこちらが好きです。なんとポコもライヴでやってるらしい。05年のライヴ盤に入ったやつはリッチーが歌ってるのかなあ?