【名曲リレー171】eye#3

■Eyes Without A Face / Billy Idol('83)

元ジェネレーションXのvo、ビリー・アイドルは風貌からしてパンクな人でしたが、81年にバンドが解散してから渡米、MTVの隆盛に伴い83年の「Rebel Yell」でブレイクしました。まあ当時よく流れていたタイトル曲のVTRからするとヤンチャな兄ちゃん的なイメージです。最高位4位の"Eyes Without A Face"は、テクノとハードロックが背中合わせだった、いかにも80's初めの音らしいです。ムーディーなミディアム調のナンバーですが突然ブギ風のgになったりと楽しい。左の上唇のまくれ上がりも懐かしい。

 

 

【名曲リレー172】face#2

■No Face No Name No Number / Danny McCulloch('69)

ダニー・マカロックは後期エリック・バードン&ジ・アニマルズのbassでこのラインナップは「The Twain Shall Meet」('68)をもって解散となります。解散後の69年にCapitolから出した「Wings Of A Man」が初ソロ。prodはアニマルズ時代の盟友、ヴィック・ブリッグスでした。そこに収められたトラフィックのカヴァーがこの"No Face No Name No Number"です。

 

 

【名曲リレー171】face#3

■Tell Me To My Face / The Hollies('66)

名字が似てるこの二人ダン・フォゲルバーグとティム・ワイズバーグの共作アルバム「Twin Sons Of Different Mothers」('78)はsswとジャズ系のflute奏者の共演で、僕は最初に感じたAOR的なものでした(その当時この言葉が使われてたのかは不明)。大半がインストなのですがホリーズのカヴァーのこれとシングルになった"Power Of Gold"はフォゲルバーグの歌入りでした。その時はあまりいいとは思わなかったのですけど後にホリーズの「For Certain Because」('66)を聞いてオリジナルのエキゾチックな感じにすっかりやられてしまいました。voはグラハム・ナッシュ。

 

 

【名曲リレー174】tell#2

■I'll Tell The World About You / The Magicians('66)

ゲイリー・ボナー=アラン・ゴードンのコンビはタートルズの"Happy Together"、ラヴィン・スプーンフルの"Me About You"などを書いていますが、アラン・ジェイク・ジェイコブズ、ジョン・タウンリーと組んでいたのがマジシャンズです。「Nuggets」に収録されて知られるようになった"An Invitation To Cry"はダーティなムードのフォークロックです。結局アルバムを残すことなく解散してしまったグループですが、65年から66年にかけてColumbiaに残した4枚のシングルに、未発表曲を加えたものが、Sundazedから99年に出ています。陽性のメロディーを持ったカラッとしたフォークロックというよりは憂いを帯びたやや暗めのメロディーで万人に受けるかと言われるとちょっと困りますけど、きらりと光るメロディーではあります。繊細な"I'll Tell The World About You"は隠れた名曲で、フォークロック=バーズやダンヒル勢ばかりでないことがわかります。

 

 

【名曲リレー175】tell#3

■Tell Him / Linda Ronstadt('82)

オリジナルはバート・ラッセル(=バーンズ)が書いたエクサイターズでしょうか?ハッピー・ロック(^^)のハローで知った世代です。ここではリンダ・ロンシュタットのヴァージョンを。

「Get Closer」('82)に入ってましたがニッカーボッカーズのカヴァー"Lies"(ここでもメドレーで)と同じく「Mad Love」のアウトテイクでしょうね。このクリップではコーチマー、アンドリュー・ゴールド、カンケル、ボブ・グロウブと録音メンバーではありません。コーラスはパールの2人でしょうか?原色の色使いが曲にフィットしてます。