【名曲リレー166】slow#2
■Slow Blues / Mick Taylor('79)
ストーンズを辞めた後ジャック・ブルースやカーラ・ブレイなどと共演、すっかりジャズ、ブルーズの住人となっていたミック・テイラーが79年にメジャーのCBSから出した初ソロもまたこの時代に!と言うほど趣味的な内容で、ポップな歌ものもありましたが、早すぎたフュージョン的なインストやオーソドックスなブルーズだったりと、好きな事をやってるなあと言う感じ。クマ・ハラダ(b)、ピエール・ムーレン(ds)、ジーン・ルーセル(kb)をバックに気持ちよくブルーズやってます。
【名曲リレー167】slow#3
■Slow Dancing / Unicorn('77)
イーグルスの”Peaceful Easy Feeling"を書いたジャック・テンプチンがファンキー・キングス時代に残した"Slow Dancing"は、海を渡ったイギリスでは、ユニコーンがカヴァーしています。デイヴィッド・ギルモアが見いだしたフォークロック5人組のこれは77年の「One More Tomorrow」に収められていました。gのフレーズが耳に残るいい曲です。
【名曲リレー168】dancing#2
■Dancing The Night Away / The Motors('78)
パブ・ロックのダックス・デラックスの残党(ニック・ガーヴェイ(g,vo)、アンディ・マクマスター(kb,g,vo)がブラム・チャイコフスキー(g,vo)らと組んだパワー・ポップ・バンドがモーターズ。時代はパンクだったんで、レーベルのVirginはその方向で売りたがってましたが、音的にはパブ・ロックの流れを組んでます。デビュー作「The Motors」からの"Dancing The Night Away"は強力なロックンロールで、ある意味様式美なイントロ部分がカッコイイ。ヒット的にはちょっとメロウすぎる"Airport"の方が売れましたが…
【名曲リレー169】dancing#3
■Dancin' Eyes / Bob Welch('77)
フリートウッド・マックを辞めたボブ・ウエルチはパリスで2枚出した後、Capitolからソロ「French Kiss」('77)をリリース。ソウルに影響を受けたと思われる大胆なストリングスの導入が好き嫌いの分かれ目でしょうが、メロディはいいので、ストリングスのないnakedなヴァージョンを聞きたい気もします。
【名曲リレー170】eye#2
■I Close My Eyes And Count To Ten / Dusty Springfield('68)
僕はトレイシー・ウルマンのカヴァーで知ったダスティ・スプリングスフィールドの68年のヒットです。一言で言うとゴージャス&ドラマティック。英国ショウビズ的な匂いがダスティやペトゥラ・クラーク、ジャッキー・トレントなんかの歌声には感じます。ポール・ヤングもステージでカヴァーしてたようです。