結節性皮下脂肪織炎 | Total Health care 3C Dogs

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ブログを書くのが久々過ぎてビックリしました…😓

いつのまにか年が明けてしまいましたね、皆さまお元気でお過ごしでしょうか?💦

FacebookやInstagramに日々のことは載せていますのでよかったら見てみてください〜


で、何で久々にブログなのかといいますと、
年末にエディに起こった病気について、インスタってパッと写真が目に入るじゃないですか?
ちょっと衝撃的なのでブログだとワンクッション置けるのと
こんな病気もあるよーってのを記録しておこうかな、と思ったのでブログにしました。



実はロッタが亡くなってすぐ、エディに脾臓に腫瘍が見つかりました。
良性か悪性かは不明ですが心臓が悪く年も推定16歳…手術は困難と判断してそのまま過ごすことにして4ヶ月。
余命は年末くらいでは?と言われていたのですが、その予想の通り腫瘍は着々と大きくなり、エコー画面で全体像が見えないくらいのサイズになっていました。
便も自力で出しきれず、踏ん張り始めたらお尻を揉んで助けてあげたりと介助もするようになってきていました。

そんな中迎えた12月22日…



20時半くらいだったかと思います。
着せていた服からチラッと背中が濡れているのが見えて、
なんだろう?とめくってみたら…

背中の皮膚に穴が開いていて、
褥瘡(じょくそう)のポケットのように奥の方まで皮膚が剥がれて赤い皮膚がみえている状態…
濡れていたのは体液と膿が出ているからでした。



丸で囲ってあるところ、毛で隠れていますが全部ベロってなっているのを元の位置に戻してあります…

あまりの衝撃に思わずウワッと声が出ました。

腫瘍が破裂する事は想定していましたが、背中の皮膚が剥がれる事は想定外過ぎて…

思わず犬の事に詳しい方々に連絡してしまいました。

多分当日の朝までは何もなかったように記憶していたのに、こんな短時間で…?


もちろん夜間病院に行ったほうが良いかも悩みましたが…
今のエディにきっと出来る治療はない。

とにかくそのまま触らない方が良いのではないか、という結論に至り、次の日…



さらに病巣は拡大。

見ている間にも別の場所に穴が開き、膿が出てきます。
さすがにこのまま死ぬのではないか?
全身剥がれて骨が見えたりするのではないか?

そもそもこれはなんの病気なんだろう?

不安は募りましたが、唯一幸いだったのが
どうやらエディは痛くも痒くもないらしい、という事でした。
背中を全く気にする事なく、いつものように食事をしていつものように寝ていました。

そして病院へ。
先生達もビックリしていました。。

ダックスに良くある免疫系の皮膚病ではないか?とこの時点で診断されました。
何故今…もういつ亡くなってもおかしくない状態の子にそんな事が起こってしまうんだろう。
いや、亡くなりそうだからこそ免疫が暴走したのかも?
と色々と考えましたが
元々昔に去勢の糸が反応して再手術をした事があったエディ。
その後何かがあった訳ではなかったのですっかり忘れていましたが、
きっと免疫疾患の素質はあった。
それがなんらかのタイミングで出てしまったのかな?と思いました。

とにかく痛みや辛さがないようにしてあげたい。
ステロイドと抗生剤で治療を開始しました。

あとはとにかくタンパク質、コラーゲン、アミノ酸!
それが今のエディの体に栄養として使われるかはわからないけど、
少しでも出来る事はやってあげたい、
自己満足かもしれませんが食事を改善してサプリでコラーゲンを入れて、オメガ3を入れて…
とにかくなんとかならないかと良いと思われる食事を与えて

1月8日


毛が抜けた!


皮膚が剥がれて来ました。
でも下に薄い皮膚があって膿はありません。

そして1月9日



ボロっとハゲヅラが取れるように取れました。





毛は残念ながら全部取れてしまったけど、
皮膚がちゃんと出来ていました!



そしてエディはまだ生きています。

病名は結節性皮下脂肪織炎であろうとのこと。
この病気になったらステロイドで治療する事、ステロイドが減薬出来るかどうかはその後次第だと思います。

エディの場合、
腫瘍はまだ着実に大きくなっていて、
ついに胃を圧迫するまでになって来ています。
余命の期限を超えて生きてくれていますが、いつ何が起こってもおかしくない状態です。

ここでステロイドを減薬するリスクとベネフィットを考えてこのままステロイドは投薬を続ける形になりました。


しかし今回本当にビックリするような年末を過ごし、
今後毛が生えるかはわからないけど
奇跡のような毎日を過ごしています。

生命力ってすごい。。!

ダックスさんがなる免疫系の皮膚病、
知識としてなんとなくダックスは免疫疾患、と思っていたのに
まさかこんなに早く進行して恐ろしい状態になるとは思っていませんでした。

特にダックスさん、気をつけて毎日皮膚チェックしてあげて欲しいなー
こんな病気があるんだよー

っていうのをお知らせしたくてブログを書きました。

少しでも何かの役に立ちますように。