大好きな内藤了
シリーズはほとんど全て読んでいて、またここに新たなるシリーズが終わってしまった。
色々なシリーズの中で、今回のはジンと涙が滲んだラストだった。
結構心にズシっときて、複雑な気持ちになってやるせない気持ちになって悲しい気持ちになった。
東京駅を挟んで過去と現在を行き来する警察官の物語。
昭和と令和が地下道で繋がって道だけでなく事件も時を超えて現在に巣食っている。
東京駅周辺の良いところ、テンポの良いストーリー、キャラの立っている登場人物、ワクワクとおぞましさが混ざる事件、そしてお得意の長野。
以下ネタバレ
まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさか 恵平のおじいちゃんが平野刑事だったなんて。 ほんとにほんとにほんとに度肝抜かれた。
1人取り残された昭和、どんな思いで生き抜いたのかと思うと胸が締め付けられた。
きっと何度も令和に続く地下道を探したことだろう。
自分はここにいると伝えたかったことだろう。
親も兄弟とも離れ離れになり初めから家族がいなかった人よりも辛かっただろうに。
生まれてきた孫が自分が若かりし頃後輩として接していた人だと思った時一体どんな気持ちだったのか。いや堀北清司の名を継いだ時点でそうなるとわかっていたということか。
現在の思いを持って過去に行きそこからその未来が紡がれるのをわかっている、という、切なさ。
しかも、どうかな平野刑事と恵平は好き同士だったんじゃないかな、途中読んでてこの後付き合うのか?なんて思ったから。
そこからのまさかの展開だから恋愛感情があったとしたらと考えてしまうと切なすぎてジンときた。