和久井 光司
 ビートルズ―20世紀文化としてのロック
 『…移民となって海を渡った彼らの祖先は、苦しい生活にわずかな希望の光をともすように、
  黒人たちと一緒になって、歌い、踊った。それが“ロック”の始まりだ。
  もう帰るところのない、そこにしか生きる術のない人々が、
  地団駄を踏むのにも似た強烈なリズムと、すぐに大合唱できるような簡単なメロディが、
  希望を掻き立てるのに有効な情報として世界の隅々にまで伝播されたのは、
  虐げられた民衆にはそういう音楽だけが“共通の言語”になりえたからである。』(本文より引用)