奥泉 光
 鳥類学者のファンタジア

 とても個性的な文体で綴られるのは、一人のジャズピアニストが

 ナチ時代のドイツにタイムスリップし、そこで若かりし頃の祖母に出会う物語。

 過去の現実はカルト的世界を彷徨いながら宇宙の心理を求める。

 果たして、オルフェウスの音階とは?そして表題の鳥類学者とは?

 ――読み終わった時思わずニヤリとなる優作。