感動★★★★★ 衝撃★★★★☆ また読みたい!★★★★☆

著 者:住野よる

書 名:君の膵臓を食べたい

出版社:双葉文庫

 

〜あらすじ〜

 主人公である桜良は不治の病を患い、余命一年を宣告される。そしてクラスメイトの春樹がある日病院に行くと”共病日記”と書かれた日記が置いてあり、読んでしまう。そこから二人だけの思い出作りが始まっていくのだ。しかし、桜良の残りの時間はある日突然・・・

 

 

〜感想〜

 私はこの本を読んで、余命一年と宣告されているのにも関わらず、明朗快活でいる桜良の姿が心に残りました。私だったら、余命一年なんて言う宣告をされたら、ショックの余りに立ち直ることなどできなかったと思います。

 

 

 

 ”共病日記”をきっかけに始まった二人の思い出作りには何度も胸を打たれました。どんなことにも積極的な桜良と消極的な春樹。しかしその対照的な二人から繰り出される会話や行動は、何か特別なものを感じました。

 

 

 

 2人で行ったスイーツビュッフェでは、見渡す限り男はいなくて落ち込む春樹でしたが、帰らずに一緒に楽しんでくれていたので、とても根の優しい人なんだと思いました。もしかしたら満更でもないと思っていたのかもしれませんが。

 

 

 

 そんな時に事件は起こってしまいました。なんと殺されてしまったのです・・・桜良が。桜良は通り魔に襲われてしまいました。神様ってなんて不公平なんだ、と思いました。それと同時に命の尊さも感じました。人はいつ死ぬかわからない。だから今生きてる1秒1秒を大切にしなきゃいけない。いつ死んでも最小限の後悔しかしない生き方をすることが使命なのだと学びました。

 

 

 

 それでも、桜良は短い生涯ではありましたが時間を最大限に有効活用できてたので、春樹にとても感謝していることでしょう。そして私も感謝しています。

 

 

 

 この本を読めば、人生観が変わりさらに充実した日常生活を送れるはずです!

 

 

 

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2019/4/22