
経済問題や経済現象には
長期の問題と短期の問題がある。
少子高齢化や人口減少にどう対応していくのか?
あるいは情報通信技術は社会をどう変えていくのか?
これらは長期の問題である。
これに対して、ギリシャ危機は欧州諸国に
当面どのような対応を迫るのか?
石油価格の下落が電気料金に
どのような影響を及ぼすのか?
といったことは短期の問題である。
現実の経済にはタイムラグがある
ところが、この話は市場関係者との会話では通用しないようだ。
これがマスコミということになると
そうも言っていられない。
マスコミの世界でも、20分とは言わないが
1カ月以上はすべて長期の話として
片付けられる傾向がある。
要するに1カ月もすると
マスコミはその経済問題に関心を失うことが多い。
こうした時間の感覚が
経済の流れを見るときに
誤った印象を与えることがある。
現実の経済にはタイムラグという問題があり
多くの変化がある程度の
時間的な経過を経て見えてくるからだ。
その典型が、アベノミクスのもとで
行われてきた大胆な金融緩和の影響である。
次回に続く。
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