このブログもめでたく第3回を迎えることができた。
今回は、金川顕教氏による『小説 CHNGE エリートへの道を捨てても僕が欲しかったもの』
(サンライズパブリッシング)をご紹介していきたい。
この小説以外に、金川氏の著書(自己啓発系・ビジネス書系)を私は既に二冊ほど読了して
おり、この方のド根性に感服している一人である。
著者は、立命館大学という一流大学を卒業されているのみならず、大学在学中に国家三大
資格の一つである公認会計士試験にも合格し、かつ新卒で超優良企業に入社して活躍
された実績をお持ちの方である。
注目すべきは、その勉強量が半端ないことだと思う。大学受験勉強・公認会計士試験勉強
ともに、生きていくために必要な、飲食や睡眠といった行動以外のほぼすべての時間を、
孤独な猛勉強に充てていたのである。
これらに加えて、せっかく入社した会社を5年も経たずに退職し、ご自身が経営者となって、
いまは活躍されていることも特筆すべきことであると感じる。
また、この小説を拝読するまで、私は金川氏のことを「エリート経営者」と捉えていたのだが、
本書を読了してみて、そのストーリー構成力、筆力の高さ、そして人生経験の豊富さなど
から、「エリート文筆家」といえるのではないかとも思うようになった。
詳しくは本書をお読みくださればお分かりになることだが、著者のお兄様が素晴らしい人物で
あることにも私は深く感動した。
「血は水よりも濃し」という言い回しを、どこかで私は聞いたか読んだかしたことがあるが、そう
いった人間(家族)の温かさを感じることもできる、素晴らしい小説であると私は思っている。
金川氏には、小説でも、ビジネス書系でも何でも結構なので、これからも私のような一般庶民
をワクワクさせてくれる書籍を書いてくださることを希望している今日この頃である。