どう?このゴージャスなタイトル!ある金持ちアメリカ人夫婦のお話。一時期フランスやイタリアに渡って有名な芸術家たちと交流したり華やかな生活をするんだけど、その後夫婦には思わぬ不幸が…しかし過酷な人生に復讐するかのように二人はなんとか優雅な生活を続けようとする…という実話。なんせタイトルからして“やられたっ”って感じで。「過酷」とまでは言わないけど人生って思うとおりにはいかないでしょ。この夫婦のような生活は無理でも、何とかして楽しんで人生に復讐したい。優雅な読書かな?とりあえずは。

カルヴィン トムキンズ, Calvin Tomkins, 青山 南
優雅な生活が最高の復讐である

金閣寺の美しさへの憧れが自分の劣等感ゆえ嫉妬に変わり、遂に金閣に放火してしまう若い僧のおはなし。三島文学は屈折していて、なおかつ耽美。崇高な日本語。やっぱり日本の作家で一番好きかも~。ハセガワの三島評※の一言で、三島熱に火がつきそうな私。外国の翻訳ものでは味わえない語句の深みがある。昭和の奇才・三島の生の文章を三島が描いたまま堪能できるのだから…日本人でよかった。彼の秩序や美に対する偏執的なコダワリも素敵!続いて読み始めたのは三島由紀夫「美徳のよろめき」なんと淫靡なタイトルでしょう!

※ハセガワの三島評
「文学少女でなかった私は、大人になってはじめて読む
三島文学の美しさに衝撃を受け、圧倒されました!」

三島 由紀夫
金閣寺