昔1ヵ月間、メイクの講座に通った時のこと。

先生が雑談でとても印象的な話をしてくれました。



メイクのプロになり数年経った頃。

業界で有名な知人の方から

「海外で活躍してみないか?」

とお誘いを受けたそうです。

しかし、空港まで行ったけど、飛行機に乗れなかったそう。

いろんなことを考えたら足がすくんでしまい、恐くて行けなかった、と。



大金や地位、名誉を得るなど社会で成功していくには、

誰かの抱えている問題を解決してあげたり、

欲求を叶えたり満たしてあげることが必要です。



言い換えると、沢山の「こうして欲しい」という

『依存』が寄りかかってくるのを、

引き受ける覚悟をしないといけません。

それは”責任”とも表現できます。



責任を負う側の『自立』という立場。

これはお父さんとの関係が関わってきます。

ちなみに、お父さんは心理学的には自立性はもちろんのこと、

責任感やリーダーシップの象徴であったり、

力(権威など)のある存在と見なされています。



しかし、実際のお父さんといえば、

仕事では責任を持ってキビキビ働く。

でも家では誰かに言われなければ動かず、

ゴロゴロしていてキビキビしたイメージがあまりありませんよね。(笑)



うっかり育児や嫁姑を始め家庭に問題が起こりようものなら、

「俺に(解決)はムリ。」と言わんばかりに、

仕事や趣味、他の女性に没頭するなど、

関わりを避けようとする男性もいます。



お父さんも一人の人間ですから、全ての面で頼もしいわけではなく、

苦手なモノがあったり、弱かったりダメな部分もあるんですね。



一方で、子供の立場から見たら、辛そうにしている家族を前に

「一家の主のくせに家族の問題を解決できないなんて、

なんて頼りない父親なの?!(怒)」

と怒りを抱くかもしれません。

もし、それが大人になった今でも無意識に続いて

お父さんを許せていないとしたら・・・。



成功のチャンスを前にした時。

先の話のように受け取るのが恐くて自ら潰したり、

上司や得意先と大きくぶつかることが起こるといった、

チャンスを棒に振ることを引き寄せてしまいます。



なぜなら、万が一、社会的に大きく成功して、

お父さんのような想いや立場になってしまったら、

自分がお父さんを責めているのと同じように、

自分も社会から責められる、と無意識に思っているからです。



誰だって責められるのは恐いですからね。(笑)

それなら

「責められるのは嫌だし責任を負いたくない。

だから成功もいらない。」

となるわけです。



なお、あくまでこれは原因の一つです。

せっかくの成功のチャンスを逃し続けるのは、

まるで砂の城を築き続けているようなものです。

かけてきた時間やお金、労力ももったいないです。

ぜひ、こうしたことを見直してみて、大きな成功を掴んでくださいね。



Readiness事務局

Readiness(レディネス)
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