単行本P254〜
「そしてメインのサンドイッチ。カナッペ風に盛り付けられているけど、まずパンがレーズンパン。小さめのそれを持ち上げると、ラムの香りがふわりと漂った。口に入れると、まずクリームチーズ。そしてそれを追い分けるように、ラムレーズンの濃い味が広がる。かりっとした歯ごたえは、ローストされたクルミだろうか。」
「お日様の匂いがするブドウと、夜の香りを含んだブドウ、その二つをチーズとナッツがつなぎ、さらにまったりと甘いワインが、永遠をたなびかせる。」
「今度は同じパンに、レバーパテみたいかものと、薄くスライスされたレーズンバターが載っている。手で持つと、しっかり固い。もしかしてと思ってかじると、ものすごくクリスピー。同じパンをラスクにしてある。
かりかり、とろり。焦げたパンの香りと、パテのこってりした旨味。そして絶妙なしょっぱさ。これはまさに、カロリーの味。ワインを含むと、あまじょっぱくてたまらない。こっちは、人を興奮させる味だ。」

思いがけず、急な美味しい表現に飯テロ状態。
貴腐ワインなんて買えないけど、せめて甘めのドイツ白ワインで同じもの作って食べたくなった!