不況知らずのコンサルが実践している 時間をかけない! 情報整理術
最近目的が明確になってきつつある。
そこでやっと情報整理はあくまでも手段でにすぎないということに気がついた。
ぜひ活かしてみたい。
以下アマゾンより
現代人にとって時間は貴重です。
私たちは日々、数多くの情報に触れ、仕事のため、生活のために必要な情報を整理しています。整理した情報は、パソコンのハードディスクや、書棚や机の引き出しのなかに保管されます。
ウェブサイトや新聞、雑誌、書籍だけでも、どんどん新しい情報が得られますから、まじめに情報をストックしていこうとすれば、情報整理にかかる時間と手間はどんどん増えていきます。気をつけないと、情報整理で一生が終わってしまうかもしれません。
ですから、時間をかけずに情報整理をして、しかも、自分と周囲の人々が未来に向かって生きていくために、整理した情報を生かし切ることは、私たち現代人にとって、たいへん重要なテーマなのです。
私は二〇年以上コンサルタントとして仕事をしてきました。お客様であるクライアント企業に、問題解決や夢実現のノウハウを提供するコンサルタントにとって、情報は命です。日々、自分の専門分野の情報はもちろん、何か役に立ちそうだなと勘がはたらいた情報は、それなりにチェックしてストックします。
しかし、完璧な情報整理をすれば、いい仕事ができると思ったことは一度もありません。私を含めて多くのコンサルタントは、情報整理にかけられる時間は充分にないし、それでいいと思って仕事をしていると私は思っています。なぜなら、それでもやり方次第で、お客様に貢献できるからです。
では、そのやり方とは?
多くのコンサルタントが実践しているのは、「成果を出しながら情報整理をやる」という方法です。 これこそが、時間をかけない情報整理の最大のコツです。そして、この情報整理術には、時間をかけないことの他にもう一つ、大きな利点があります。それは、たいへん効率よく「現状を変え、未来がひらける提案」が可能になるという点です。
百年に一度の不況といわれていますが、現代は単なる不況ではなく、大転換期です。私は幸運にも、二〇代の頃から多くの経営者とお話しする機会を得てきました。しかし、いまほど、「新しい提案がほしい」「新しい提案を実行しないと生き残れない」とおっしゃる経営者に数多くお会いしたことはありません。
いまはまさに、「予算はないが提案はほしい」時代。と同時に、「当初予算はなくとも、未来がひらける提案なら特別予算をとって実行しよう」という時代です。つまり、いまは、「自分のやりたいことを、人のために生かしたい」という視点をもった人には、とてもおもしろい時代であり、お金にもなる時代だということです。本書でお伝えする情報整理術を実践すると、自分が生きてきます。人を動かす提案が手早くまとまります。
私自身、時間をかけない情報整理をしながら未来を描き、たくさんの新しい提案を行い、誰かの役に立っているという実感をもちながら充実した日々を過ごしています。
この情報整理のメソッドが、本書を読んでいただいた皆様の仕事と人生を楽しく実りあるものにするために少しでも貢献できたなら、これほどうれしいことはありません。
本書は一流コンサルタントが、豊富な現場経験を元に編み出した実践的な情報整理術を説くもの。いかにして「ホンモノの情報」を生み出すかという概論から、「情報を2冊のノートに」「語尾をメモしろ」「パステル系に転ばせる」など具体的手法も満載。プロの情報収集、思考、伝達術を余すところなく伝える。