機動戦士ガンダムUC 3 赤い彗星 著:福井晴敏
機動戦士ガンダムUC 3 赤い彗星
福井晴敏:著
角川書店 ISBN:978-4-04-715003-4
2007年12月発行 定価672円(税込)
ようやく3巻目…何日か前に読み終わってたけど、ブログ書けなかった。今、4巻目の半分くらいまで読んでます。サブタイトルがズバリ、赤い彗星…。
謎の少女オードリー・バーンとの出会いを境に、戦火に巻き込まれてしまったバナージ・リンクスは、ビスト財団の当主であり、実の父親だったカーディアスから託されたユニコーンガンダムを駆り、連邦軍の窮地を救ったの後、ネェル・アーガマに収容されていた。そこでやはり保護されていたタクヤ、ミコット、そしてオードリーとも再会を果たすのだが、それもつかの間、“ラプラスの箱”を求める“袖付き”の新たな攻撃が!シャアの再来と呼ばれるフル・フロンタルが単独でネェル・アーガマを狙う!
新生ネオジオンの大将?フル・フロンタルが本格的に登場、モビルスーツに搭乗し、アーガマに急接近する時、連邦側でお約束のセリフもでてきたし、思わずニヤリです。
やっぱりシャアまんま…声も似てるという記述があり、まさか本人 ?という期待やら不安やら。なかったことにされてしまっている「ガイア・ギア」への伏線としてクローンとか?と、いろいろな妄想も膨らみます。トミノ愛に満ちた福井晴敏なら、それくらいやってのけるかも?
バラさなくても読者にはすっかりお見通しだったオードリーの正体もようやく、この巻で正式名が出てきましたね…扱い方は、ちょっとSEDDのラクスたんみたいでした(笑)キャラの性格的にはセシリーとかに似てるかも?
ユニコーンガンダム…圧倒的な強さだけど、その強さが持続しないのはイタイな、まるでアンビリカルケーブルがぶった切れたエヴァみたいだよ。戦闘シーンが多く、テンポよく読ませる。今まで以上に過去作品へのオマージュも散見でき、安定した面白さ。
個人的採点:85点