ぎぶそん 著:伊藤たかみ | 105円読書

ぎぶそん 著:伊藤たかみ

ぎぶそん ぎぶそん

伊藤たかみ:著
ポプラ社 ISBN:4-591-08663-1
2005年5月発行 定価1,365円(税込)









まだCDじゃなくてレコードが主流だった時代、ゲームだってファミコンが主流だった時代~、昭和の終わりころのバンド少年&少女の青春物語…漫画家ゴツボ×リュウジのイラストに惹かれて表紙買い。知らなかったけど、同じゴツボ×リュウジでコミック化もされてるらしい…ブックオフで探そうっと。

ガンズ・アンド・ローゼスを聴き、自分たちのバンドでコピーしたいと考えた中2のガクは、学年では変わり者で通っている、かけるがギターの腕前はピカイチという噂を聞きつけ、自分たちのバンドに誘うとするのだが…。

昭和から平成に変わった年に中2だったって…ちょうど同じくらいやんか、自分と…どおりで、こいつらの発想が懐かしく感じるわけだな(でも、コイツらほどアホではなかったよ)。

ノリは関西なんだけど…時代的なものにビビっとくる。もちろん、中学生の甘酸っぱい青春恋バナなんて、普遍的なもんだから…誰が読んでもおもろいと思うけど。いや、今の中学生、こんなに純情じゃないか?

音楽の話の方も、大きなコンテストに出るとか、プロになるって話じゃなくて…文化祭で発表という、等身大のリアルさに思いっきり感情移入できる。中2が命をかけるのは、こんなレベルですよ、やっぱ。

何故、天皇陛下が病気だと、俺らまで自粛せなならんのか?あの独特な雰囲気も、今では懐かしい記憶のひとつだな。本当に、いろいろなイベントが中止になったよ。






個人的採点:70点