ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八 著:深見真 | 105円読書

ヤングガン・カルナバル 前夜祭・標的は木暮塵八 著:深見真

ヤングガン・カルナバル前夜祭・標的は木暮塵八 ヤングガン・カルナバル
前夜祭・標的は木暮塵八


深見真:著
徳間書店 ISBN:978-4-19-850741-1
2007年4月発行 定価860円(税込)








深見真のヤングガンシリーズの続きをようやく100円コーナーでGET!これがシリーズ8作目であり、続く9作目も同時に入手。いよいよ、タイトルにもなっている“カルナバル”の正体が明らかになり、全体的な物語がかなり動き出したようだが…。

高校生でありながら犯罪組織ハイブリッドの殺し屋である木暮塵八と鉄美弓華。弓華は、鳳凰連合にさらわれた伶を助けようと行動を開始するが、その前に死んだと思い込んでいた母親の聖火が現れた!一方、塵八は後輩の公魚一登と共に、ある人物の暗殺の仕事にとりかかるが、罠にはまり…逆に殺し屋たちの襲撃にあう。そしていよいよ“カルナバル”の全貌が…。

あるサブキャラの絶体絶命のピンチで終わった、前巻…その続きの内容にふむふむとさせながらも、サブタイトルの前夜祭が示すとおり…作品自体は、次巻で本格始動する“カルナバル”のための前座のようなお話。最初の方で、塵八と一登が鳳凰連合の殺し屋さんたちと壮絶な戦いを繰り広げてはいたが、決着は案外あっさりと…。

過去シリーズに出てきたサブキャラが、再登場したりするので…そういうキャラたちの過去など、細かなエピソードがいっぱいつづられており、やっぱり下準備的な印象。弓華に関しては戦闘シーンも控え目…そんかし、お色気系なファンサービスは、今まで以上に過激に!やたら全裸になってたし、お約束のレズシーンもいっぱい。なんてったって、実のおかーちゃんと、そんなことまで…ラノベみたいなイラストなのに、中身はすごいなぁ、このシリーズ。

そういえば、いつもは渋いハイブリッドの女ボス、白猫さんまで…あんなことを。さりげなく白猫さんの本名も出てきたりするので、物語の展開は次回以降に期待だが、小出しに色々と重要なキーワードが出てくるので、シリーズのファンとしては、見逃せない内容。

さて、続いて9作目“開催・バンケットの死闘”を読むぞ!






個人的採点:70点