pulp Ⅱ 著:森橋ビンゴ | 105円読書

pulp Ⅱ 著:森橋ビンゴ

pulp Ⅱ  pulp Ⅱ 

森橋ビンゴ:著
エンターブレイン ISBN:4-7577-2664-3
2006年4月発行 定価630円(税込)









ライノベ、「pulp」の続き…麻薬組織との戦いに巻き込まれた女子高生の話なんだけど、組織の全貌に迫るという、物語の核心には近付いたが…アクションものの普通のライノベ度が増した。

謎の麻薬組織との争いに巻き込まれてしまった須賀沢嬢…たくさんの人が死に、父親や友人が失踪し、家を失ってから1か月…麻薬組織と戦うメンバーの一人、魁の家に身を寄せていた。日常生活を続けながらも、仲間と一緒に敵対組織の関係者に接触し情報を収集するなど事件の真相を調べていたのだが…。

主人公の女の子と、恋い焦がれる相手の少年が…自分の身体を傷つけ(リスカ?)、その傷や血をなめ合うという、異常性癖なプレイを講じるのだが、いつもその先まで進もうとすると邪魔が…って、そこだけ思いっきりラブコメっぽいぞ(笑)早くその先までヤっちゃった方が、生を実感できるんじゃね?

前に先に入手していた、3巻の表紙裏あらすじを読んじゃったので…2巻の最後にあるどんでん返しがネタバレしてしまった。読んでいない人は、自分と同じ過ちをしないように気をつけましょう(笑)まぁ、それがなくても、予想できた展開だけどな。

いよいよ戦う相手の正体がわかり…仲間が増え、最終決戦の火ぶたが切られようとするというところで、3巻へ。安定した文章、無難なライノベエンターテイメント…やっぱり、読む前に期待したほど、インパクトの強い作品ではない感じ。イラストがきれいだっただけに、期待しすぎてしまった。






個人的採点:65点