雑草魂 石川光久 アニメビジネスを変えた男 著:梶山寿子

アニメビジネスを変えた男
梶山寿子:著
日経BP社 ISBN:4-8222-2064-8
2006年2月発行 定価1,575円(税込)

熱い男に注がれる熱いラブコール!!石川光久、プロダクションI.G.社長。28歳のとき、「竜の子プロダクション」から独立し、小さなアニメ製作会社をハリウッドからも注目される存在に育てた男。『キル・ビル』のタランティーノ監督や『イノセンス』の押井守監督は、なぜ彼と組んだのか。(帯解説より抜粋)
IGのアニメが好きなんで、前から気になっていた本…ようやく100円でGETできた。他のアニメ本、映画本などで既に知っているエピソードも多数あったが…偏屈な押井守と同じくらい偏屈でチャレンジャーな石川社長の人となりが垣間見れる。一応ビジネス書らしいんだけど、アニメファンが、アニメの副読本に利用するのに最適。手頃で読みやすくて、面白い読み物になってます。
石川社長が頭角を現すきっかけにもなった「赤い光弾ジリオン」…ちょうど学生時代に自分もハマっていたアニメであり(DVD-BOX買ったし)、それ以前のタツノコ作品、その後の一連の押井作品など、石川社長が関わってる作品をリアルタイムで見てきたので、なんか石川社長の存在を知る前から…実は映像作品の方はお世話になっていたんだなぁと、あらためて思って、当時の事も懐かしみながら読んでしまいました。
興行的には大コケだけど、IGの知名度アップには貢献した「イノセンス」…今の時期にこのころの押井さんの弁明なんかを読むと、「スカイ・クロラ」を引き受けた意味もなんとなく納得できるかなって思いますよね(笑)
石川社長は、自分で自分のことを語る時は、「石川は…」と言うって書いてあったけど、ウチの知り合いの石川くんも、同じように自分のことを「石川は…」って言い方するんだよなぁ。これって石川さんに共通することなのか?(爆)
個人的採点:70点