ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた 著:深見真 | 105円読書

ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた 著:深見真

ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた ヤングガン・カルナバル 
そして少女は消えた


深見真:著
徳間書店 ISBN:4-19-850720-1
2006年10月発行 定価860円(税込)








途中まで、コンスタントに100円コーナーでGETできていたのに、バッタリと集まらなくなったヤングガン・カルナバルのシリーズ6作目、7作目をようやく入手できたので、まずは6作目から。本格ミステリっぽいサブタイトルから、たまには変化球な内容か?と思ったんだけど…そんなことはなく、ひたすら鬼畜な、バイオレンス度アップのアクション作品でした。

高校生でありながら犯罪組織ハイブリッドの殺し屋である木暮塵八と鉄美弓華。豊平重工との争いが一応の決着を見せたのもつかの間、ハイブリッドの宿敵、鳳凰連合の動きが本格化。鳳凰連合が狙っているとされるジャーナリストの娘の護衛任務を言い渡された2人は、別の高校の生徒とになりすまして潜入することに…。

久しぶりだったので、サブキャラ忘れてる人が何人かいたけど、読んでるうちに、なんとなく思い出す。高校生の殺し屋多すぎというツッコミ以上、なぜか同性愛キャラも多すぎるこのシリーズに、さらに怪しい関係になりそうなキャラが…君までそうなっちゃうのですか?今後の展開が気になるところだが…その前にレズキャラ弓華嬢がますますエスカレート。グロもアップしてるけど、エロもアップ。

今までのシリーズでちりばめられてた伏線も少しずつ明かしながら、今回はよその高校へ潜入ということで、クライマックスが今まで以上にバイオレンスで鬼畜だった。“そして少女は消えた”ってそういう意味だったのね…むごい。

この先はどうなるか知らんけど、物語の中心がだいぶ弓華にシフトしてきたなぁって感じですよね。相変わらずテンポよく、読む事ができ満足。次巻では、またまたヘンテコなヤグガン(敵)が活躍するようで期待が高まる。このままシリーズ7作目も読んじゃうつもりです…。






個人的採点:70点