人生激場 著:三浦しをん
人生激場
三浦しをん:著
新潮社 ISBN:4-10-116753-2
2006年8月発行 定価500円(税込)
久々の更新…忙しくて読書する暇がなく、小説だと大変なので、活字のリハビリがてら軽いエッセイを読んでみる。週刊新潮で連載された、三浦しをんのエッセイを単行本化したものの、さらに文庫版。文庫版のあとがきの他、本文にも単行本以上に加筆が加えられている模様。
いつもはあらすじなんかは、自分で噛み砕いて文章にするんだけど、エッセイなんでどう紹介していいかわからん。カバー裏から、内容紹介をそのまま転載しておきます。
カバー裏から内容を抜粋:「気鋭作家の身辺雑記、だけに終わらぬ面白さ!プレーンな日常を「非日常」に変えてしまう冴えた嗅覚。世間お騒がせの事件もサッカー選手の容貌も、なぜかシュールに読み取ってしまう、しをん的視線。「幸せになりたいとも、幸せだとも思わないまま、しかし幸せとはなんだろうと考えることだけはやめられない」。美しい男を論じ、日本の未来を憂えて乙女心の複雑さ全開のエッセイ。」
前に読んだ「しをんのしおり」に比べると、掲載媒体が、週刊新潮だけあって…オタクネタはやや少なめでしたね。そんかし、クソ、小便、下痢がどうたら~とやたらと下系のネタが多い(笑)
初出の時期がちょうどワールドカップブームだったらしく、にわかサッカーファンと化した著者が、マニアックな選手たちに心をときめかしている文章が多く…サッカーあんまし好きじゃないので、あまり面白く感じなかった。
相変わらず年齢よりも、ジジ・ババくさい。「しをんのしおり」に比べると、嘘くさい作りものっぽさがより過剰に感じてしまいイマイチだったなぁ。
個人的採点:60点