ジェミニ・ナイヴ C列の少女たち 著:きむらひでふみ | 105円読書

ジェミニ・ナイヴ C列の少女たち 著:きむらひでふみ

ジェミニ・ナイヴ C列の少女たち

きむら ひでふみ:著 gimik:企画原案
学研 ISBN:4-05-903508-4
2006年3月発行 定価578円(税込)









人気アニメ「キディ・グレイド」を手がけたアニメ・クリエーター集団gimikが手がけた小説作品ということで、とある組織のエージェントとして活躍する2人の女の子が、宇宙を股に掛け、ドタバタアクションを繰り広げるという…「キディ・グレイド」そっくりな内容なSFもの。

温泉レポートでもなんでも、マルチにこなす美少女アイドル・コクーンと、美人マネージャーのクリサリスにはもう一つの顔が…。2人は報酬と引き換えにどんな依頼でも請け負う「G・M・B」(ガンビット)と呼ばれる非合法組織のエージェントだったのだ。

「キディ・グレイド」もそうだったけど、元をただせば、高千穂遥の「ダーティペア」のノリだよね、これ(笑)ただ、腕力だけで解決するんじゃなくて、特殊能力が使えるって設定は、やっぱり「キディ・グレイド」だ。

トータル160ページ強しかないので、わりとスラスラと、ササっと読める内容。人気水着デザイナーの要人警護と、ギャンブル大会へ潜入するSF版“カジノ・ロワイヤル”(笑)な話の2エピソードで構成されている。

ライノベなんで、後藤圭二のイラストに助けられてる部分が大きいかなって思う次第。萌え萌えな2人の丁々発止なやり取りは確かに楽しいが、もう少しひとつの事件を深く掘り下げてほしいかなと、物足りなさを感じる。

1、2時間で読める内容なので、続編も一緒に入手したから、続けて読んで見ちゃおうかなって思ってるところです。






個人的採点:55点