黄金町クラッシュ 著:松本賢吾 | 105円読書

黄金町クラッシュ 著:松本賢吾

黄金町クラッシュ 

松本賢吾:著
実業之日本社 ISBN:4-408-53437-4
2003年6月発行 定価1,680円(税込)









松本賢吾の裏社会モノのハードボイルド…極道版「濱マイク」?、横浜版「不夜城」「漂流街」?(主人公は日本人だけど)まぁ、そんな感じで…黄金町界隈の歓楽街の壮絶な縄張り争いを描いてます。現在は絶版のようですが、Amazonのマケプレでは入手可能のようです。文庫はまだ出ていないみたいなので、古本で探すのが良いでしょう。

金色の疫病神の異名をとる水沼清次が黄金町に帰ってきた…。捨て子同然だった清次の育ての親でもある、“母さん”が仕切り、黄金町にしか住めな人びとの駆け込み寺のような存在である旅館、通称“リバーサイドホテル”が地上げのターゲットにされているという噂を耳にしたからだ。そして、その裏には清次と因縁深い蛭川組が関わっているようだ…。

ヤクザも恐れる母さんこと女ボスの婆さんの下に、個性豊かなアウトローが集まって擬似家族を形成。外道な方法で黄金町を乗っ取ろうとするライバルヤクザを、頭と腕力でねじ伏せようとするが…。悪と悪、屑と屑…極道同士の潰しあい。一般人から見れば、似た者同士だけど…昔気質の極道は、手段を選ばない悪党は大嫌い。ってことで、必殺仕事人よろしく悪党による大悪党の成敗が始まったわけだけど…。

ちょうど、昨日、NHKの衛星放送で「明日に向かって撃て」を放送してたけど、あんな感じのラストでしたね~。エロとバイオレンスてんこもり、死体もてんこもり。Vシネかなんかで映像化したら面白そうだなぁ。






個人的採点:70点