バイオハザード3 死者の街 著:S・D・ペリー | 105円読書

バイオハザード3 死者の街 著:S・D・ペリー

バイオハザード3 死者の街

S.D.ペリー:著 風間賢二:訳
中央公論新社 ISBN:4-12-500885-X
2005年1月発行 定価1,050円(税込)










前巻を読んでから少し間があいてしまったが、S.D.ペリーの「バイオハザード」シリーズの第3巻目を読んだ。作者のオリジナルストーリーだった2巻目から変わって、今回は1巻同様、ゲーム版のノベライズということなのだが、元ネタのゲームをプレイしたことがないので、かなり新鮮に物語を楽しめた。またホラーやバトルの要素も増えていて、小説としての読み応えもアップしているように感じたが、それは元ネタのゲームがしっかりしていたのにも起因しているんだろうなぁ~。

新人警官のレオンは、配属先のラクーンシティに到着したのだが、街の異変を素早く察知する。その刹那、ゾンビと遭遇した…。一方、S.T.A.R.Sの隊員クリスの妹、クレアは…音信不通になった兄を心配し、ラクーンシティを訪れるのだが、街の惨状に直面する。いったいラクーンシティに何が起こったのか?ゾンビに襲われたクレアを偶然助けたレオンは、一緒に街を脱出しようと試みるが、途中でゾンビが現れ脱出失敗。警察署に行けばなんとかなるのではと考えたレオンは、自分が囮になりクレアを逃がそうとする。署での合流を誓う二人だったが…肝心のラクーン市警本部もゾンビや化け物たちの巣窟になっていた!?

バイオは映画しか今まで見ていなかったのだが、 クライマックスの展開は映画版に似ていましたね。でも映画とは話が違うようだし、全くゲームをプレイしていないので、今後の展開が本当に予想がつかない。エピローグあたりを読むと、今後…今回のキャラと、1、2巻に出てきたキャラが一緒に活躍したりするのかなぁと期待が膨らむんですけどね。

テンポの良さなんかも手伝い、過去の2冊よりも、スラスラと読めた。ページ数は今までの中で一番多いのにね(笑)






個人的採点:70点