バイオハザード2 悪夢の洞窟 著:S・D・ペリー | 105円読書

バイオハザード2 悪夢の洞窟 著:S・D・ペリー

バイオハザード2 悪夢の洞窟

S.D.ペリー:著 風間賢二:訳
中央公論新社 ISBN:4-12-500873-6
2004年9月発行 定価998円(税込)










前回に続き、S・D・ペリーの「バイオハザード」シリーズを読んでみた。映画は見たけど、元ネタゲームはプレイしたことがないので、前作のゲームの忠実なノベライズというのも、全然内容はわからなかったから普通に楽しんだんだけど、今度はゲームに無い、著者のオリジナルストーリーになるのだそうだ。

アンブレラの怪しげな実験施設であったスペンサー館から生還したラクーンシティのS.T.A.R.Sの面々だが…常軌を逸脱した事件内容を報告しても誰も相手にしてくれなかった。それどころか、秘密を知られたアンブレラはS.T.A.R.Sの生き残り抹殺しようと、彼らの命をも狙う。唯一、話を信じてくれたS.T.A.R.Sエクスター支部のデヴィッドは、同じような実験施設ではないだろうかと疑われるキャリバン・コープの研究室に自分のチームを引き連れて潜入することを決意。ラクーンシティのレベッカに同行そて欲しい旨を申し出る。

1では謎解き要素なんかが、いかにもゲームのノベライズというように、わざとらしく感じてしまったのだが、今回もそういった仕掛けはあるものの、自然に作品に馴染んでいた。作品のテンポもよく、どうなってしまうの?という意外な展開もよく練られていたと思う。

克明なゾンビ描写も生々しく、その斬新さは、ぜひビジュアルでも見てみたいなぁと。映画版の「バイオハザード」と、今のところだいぶ内容が違ううんだなぁって、バイオハザード素人の自分は、今回もそれなりに堪能してしまいました。

2冊続けて「バイオハザード」だったので、1、2冊他の作品を読んでから、また続きに挑戦しようと思っています。






個人的採点:65点