Θは遊んでくれたよ 著:森博嗣 | 105円読書

Θは遊んでくれたよ 著:森博嗣

Θは遊んでくれたよ

森博嗣
講談社 ISBN:4-06-182431-7
2005年5月 定価945円(税込)









森博嗣の新シリーズ、Gシリーズの第二弾。5月に出たばかりなのだが、何故か安く買えた。きっと値段の付け間違いだろう(笑)何日か前に読み終わっていたのだが、なかなか文章の更新ができなかった…。

飛び降り死体の身体の一部に、“Θ”が描かれているという事件が相次ぐ。警察では殺人の可能性は薄いと考えられていたが…西之園萌絵やC大メンバーは、この異常な事件に興味を抱き、調査を始める…。

前作より萌ちゃんの活躍度がアップしたか?しかし…今までの他のシリーズに関係ありそうな思わせぶりな展開も出てきて、これは読み逃しているVシリーズや、四季シリーズを読まないとついていけないのかなって印象を受けた。事件そのものは独立していたが、前作との関連性も匂わせていることから…なにやらシリーズの構成に仕掛けがありそうだ。前作での、中途半端さにも多少は納得できるかもしれない?まだ先が読めないシリーズだ。

一昔前にあった映画「自殺サークル」みたいな、謎めいた事件であったが…この作品はちゃんと事件を解決しますね。

他シリーズを読んでない人間を無視した展開はしょうがないとして、事件などは前作よりちょっと面白かったかな。なんとか四季も揃えて読んでみようと思った。積読本を探したら、Vシリーズの最終巻は出てきた。あっ、買ってあったんだって…今ごろ思い出す。






個人的採点:60点