アルテミス・ファウル 妖精の身代金 著:オーエン・コルファー

オーエン・コルファー:著
大久保寛:訳
角川書店 ISBN:4-04-791419-3
2002年7月 定価2,100円(税込)

イギリスの子供向けファンタジー小説。ハリッポッターを抜いたとか、抜かないとか…そんな宣伝文句が書いてあった。ハリー・ポッター+ルパン+007(またはトゥームレイダーか?)みたいなお話です。
アルテミス・ファウルは、犯罪一家に育った12歳の天才少年。妖精の黄金を手に入れようと…エルフの女の子(実は地底世界の女性警察官)を誘拐してきたまではよかったが…妖精たちだっておとなしくいいなりにはならなかった。アルテミスは召使のバトラーや、その妹のジュリエットと共に…ハイテクで武装した妖精たちと激しい攻防を繰り広げる羽目になる。
確かに、007みたいにスパイ小説っぽい趣向が凝らしてあるあたり、ハリポタなんかよりも面白いと思うが、いかんせん、子供向けの読み物だ。個人的には、人間側の活躍をもっと読みたかった気がするが…妖精側の描写が意外と多い印象?
最初の方で…アルテミスたちが、妖精の秘密を探っているあたりは、けっこうドキドキしたのだが、実際に妖精が出てきてしまったら…興ざめしてしまったかな?第二巻目も買ってあるのだが…続けて読む気にはなれません。また気が向いたら…続きを読んでみるつもり。
個人的採点:55点