氷菓 著:米沢穂信 | 105円読書

氷菓 著:米沢穂信

氷菓 

米沢穂信:著
角川書店 ISBN:4-04-427101-1
2001年11月 定価480円(税込)









この前まで読んでた“姉飼”が非常に、クセのある強烈な本だったので、ちょっと軽めの読み物が読みたくなり…買いだめしてある角川スニーカー文庫のスニーカー・ミステリ倶楽部から1冊チョイス。

高校に入学したばかりの主人公、無駄なことは嫌いな性格なのだが、同じ学校のOGである姉の勧め(脅迫?)…で古典部に入学した。日常生活の中で出あった些細な謎を解き明かしていくうちに…古典部の仲間から奇妙な依頼を受ける。それは次第に学校や古典部の歴史にも関わっていることだと判明する…。


血なまぐさい殺人とかは全然起きないのだが…青春ものとして自分の高校時代などを懐かしみながら気軽に読めます。これは、ミステリとして物足りないくらいで丁度良い読み物だったんだけど、ただ、“謎の確信”がやっぱりそっちの方向へ行っちゃうのねって…ベタなあたりがつまらない。30数年前の学校の歴史が云々なんて語られはじめたら、時代的なもので、大方予想はつく。






個人的採点:50点







昨日の105円GET
綾辻行人・コミック版「緋色の囁き」角川書店 2002年10月発行 定価714円(税込)

山田悠介・コミック版「@ベイビーメール」幻冬舎 2004年07月発行 定価693円(税込)

どちらも人気小説のコミック版…たまには漫画もいいかなって思いまして。