洋画大好きreanです。最近学生の私は学校が冬休みに入り宿題をせず毎日映画を観ています🌬ホラー・アクション・ロマンス・SF…と色々なジャンルを分け隔てなく好きな私ですが、その中でも私はSFよりのビターエンドが大好きです🧟‍♂️

ビターエンド
とは

皆さんハッピーエンドやバッドエンドなどは1度耳にしたことがあると思います。ハッピーエンドやバッドエンドは幸せ終わり方、悪い終わり方であるようにビターエンドは「苦い終わり方」つまりは
「後味が悪い終わり方」のことを言います。
ただ後味が悪いとバッドエンドになってしまいます。ビターエンドはもう少しハッピー要素もある、
その作品の終わり方が観客の捉え方によっては変わる終わり方のことを言います。私は映画を観た後に友達などと考察しあうのが大好きです。ビターエンドだと自分はバッドエンドだと予想しても友達はハッピーエンドだと仮定したり人それぞれの価値観で良い方向にも悪い方向にも印象が傾くのが興味深く感じるのでとてもビターエンド作品が大好きです。
今回は個人的にオススメのビターエンド映画を紹介したいと思います!


1. Vanilla Sky


ビターエンドと言ったらまずこれ!と紹介したくなる映画が「Vanilla Sky」です。トム・クルーズ主演の2001年の映画です。まずなんといってもトム・クルーズがめちゃくちゃイケメンです。
トム・クルーズ演じるデイヴィッドは顔も良くお金もありジュリーという彼女もいて幸せな日常を過ごしていましたが、ある日ソフィアという女性に惹かれます。そのことに嫉妬したジュリーが事故を起こし彼の完璧な顔は崩れてしまいます。そこから彼の人生は狂ってしまうのです。しかしソフィアの支えもあり徐々に幸せを取り戻すデイヴィッド、だがその頃から日常に少しずつ異変が訪れ夢と現実の区別が曖昧になっていきます…。
  この映画の原作は1997年のスペイン映画「Open your eyes」です。トム・クルーズがこの作品を気に入り自ら主演になりリメイクしたそうですびっくり
更に原作でソフィア役を演じた女優ペネロペ・クルスはなんとVanilla Skyでも同じ役を務めています!2度も同じ役を演じるなんて凄いですよね。
夢と現実が分からなくなっていく場面は思わず物語に飲み込まれます。Vanilla skyの空の色も脳裏に焼き付く独特な色です。冷凍保存なんて場面も出てきますが、近い将来有り得そうですよね……🧊
トム・クルーズがこの映画の虜になった理由も分かります。この映画の結末はとても意見が別れるんじゃないかと個人的には思います。ちなみに一緒に観た友人とは全く違う意見でした笑 色々な人の考察もとても面白いのでぜひ観てみてください!


2.The Butterfly 
Effect


この映画は2004年の作品で3まであります。
バタフライ効果という言葉を耳にしたことがある人はいるかと思います。バタフライ効果とは一つの小さな事を引き起こした結果大きな事象を引き起こしてしまう現象のことだそうです。この映画もまさにバタフライ効果よって物語が進んでいきます。
  幼い頃の記憶が抜けている主人公のエヴァンは記憶が抜けないように日々日記をつけるように医者に言われ、毎日欠かさず日記を書いていました。ある日過去の日記を見返していると、見た日付に戻れる能力を手に入れます。そこで彼は13歳の時に仲が悪くなってしまった幼なじみ・ケイリーとの仲を取り戻そうとしますが………。
ケイリーとの仲を戻すために何度も色々な過去に戻り修復しようとする主人公、バタフライ効果を取り入れ休む間もなく変わっていく驚きの展開に思わず息を飲みます。これはかなりバッドエンドよりのビターエンドだと思います。全三部作ですがそれぞれ主人公は変わります。とても面白くあっという間に終わるのでぜひ観てみてください🦋



3. El Ángel 



2018年のアルゼンチン映画です。
主人公カルロスは美しい美貌を持った17歳の少年。
ですがその裏はとてつもないサイコパスな犯罪者です。最初は1人で窃盗を繰り返していましたが、同級生のラモンと出会い2人で強盗や殺人を繰り返すようになります。しかし次第に警察の取り締まりも厳しくなり、カルロスは…………。
この映画、なんと実話なんです!実際に1970年代にアルゼンチン国民を震撼させた大事件が元になっています。実際も17歳の少年が12人以上を殺害しており、
映画同様彼もまためちゃくちゃ美しい顔をしています……(終身刑で現在も服役中です)
(左が実際のカルロス、右が映画です)


(実際のカルロス)
どうですか!?凄く似てますよね。。凶悪犯だと分かっていながらも思わず見とれてしまいました。
時代背景に合わせ映画の中の服装や音楽も1970年辺りの音楽を使っており、古い洋楽が好きな私からするととても良い音楽でした。(個人的にthe animalsのHouse of the rising sunのスペイン語verがあることに驚きました。)まず主人公カルロスを演じたロレンソ・フェロが物凄く美しく、演技もとても上手く引き込まれます。ラモンがカルロスに「マリリン・モンローみたいだ」
というシーンは本当に性別は違えど圧巻する美しさです。更に綺麗な顔なのにとてつもないサイコパスで、
自分が殺したのに悲しくなって泣いたり、お母さんに銃を向けるのに親に盗んだお金をプレゼントしたり滲み出る狂気的な性格が印象的でした。
非人道的なことをしているのにきょとんと可愛らしい顔をするロレンソ・フェロはまさに美の暴力の具現化でした。。最後は何だかビターエンドで素敵な音楽が流れているのに悲しくなります。
実際のカルロスは強姦などを犯しており、映画でも彼女など登場しますが途中からラモンと同性愛に近い描写もされています。

 さて、いかがでしたでしょうか、、!全部本当に
オススメの大好きな映画達だったので少々長くなってしまいました。ビターエンドという言葉は余り認知されていないので色々なビターエンド作品を知りたいのですが調べても出てこないので、少しでもビターエンド好き、気になってる人に届くと嬉しいです🧁
ここまで読んで下さりありがとうございました!
ではまたバイバイ