「愛してる」
愛する人がわたしにこの言葉をくれたなら、
きっと、わたしの心は幸せに満ちていきます。
 
でもね、
愛はするものではなく、行為そのもの。
愛とは愛そのものになるということなのです。
 
タントラとは、そんな愛を垣間見せてくれる世界です。

 

究極の愛

 

あなたは誰かに恋をしたとき

「恋することをしよう」

と、思って恋をしましたか?

 

恋って、努力をしてするものではなく

いつの間にか落ちるものですよね。

つまり、行為そのものとも言えます。

 

では、愛はどうでしょう。

 

愛には様々な形があります。

親子の愛

友への愛

師弟関係の愛

恋人同士の愛

 

どんな愛の形であれ、

愛も、するものではなく行為そのものなのです。

 

愛することをしようと思うのではなく

いつの間にか、相手に対して

慈悲や慈愛を感じている。

 

その感覚そのものが行為であって

しようと思ってできるものではないのですね。

 

じゃぁね

この様々な愛の形。

 

もちろん恋愛とは違って

必ずしも男女である必要はありませんよね。

 

ただ、エネルギー的には

あるコンディションが必要なのです。

 

それは、

与える愛と、

受け取る愛。

 

これは、セックスにも繋がっています。

 

セックスでは

女性は男性のエネルギーが

流れ込んでくるのを全身で感じます。

 

男性は女性へ

自分のエネルギーを与え渡すことで

満たされていきます。

 

これねぇ、セックスだけではなくて、

親子の関係や師弟関係でも、同様なんです。

 

師弟関係では

もちろん男性同士、

女性同士もありますよね。

 

そのとき大切なのは、

師が渡し

弟子が受け取る。

 

つまり、

師は男性性であり

弟子は女性性とも言えます。

 

セックスが子宮へ種を授け

こどもを育てる行為であるように

 

親子、師弟、友人関係など

全ての愛は

セックスと同じように

種を授け、育てあげる行為なのです。

 

セックスも、

いつまでもセックスのままではなく

セックスを育てるところに

究極の愛が待っているのです。

 

セックスが【するもの】ではなくなって、

セックス【そのもの】となって溶け合ったとき

 

そこには感動的な神秘体験が待っています。

 

大切なのは、呼吸です^^

 

あなたの呼吸は

あなたそのものです。

 

あなたが大好きな人に

あなたを明け渡すことができたとき、

 

呼吸があなたと大好きな人を

深い場所で繋げてくれるでしょう。

 

これこそが

究極の愛であり

覚醒体験でもあるのです^^