先日、美容院で雑誌を見ているとショッキングなニュースが眼に飛び込んで来ました。
あのギブソン社が破産のピンチに陥っている。
その記事が出てから数ヶ月経った今月1日、ギブソン社は米連邦破産法11条の適用を米裁判所に申請し、事実上の経営破綻となった。
負債額は日本円にして約550億円。
これに伴い、ギブソン社はオーディオ機器など不採算事業の撤退を発表した。
時代はヒップポップやポップミュージックが主流になり、流行りの曲はバックにギターが流れていないのが普通になった。
ギブソンは1894年創業のエレキギター界きっての大御所である。
50s,60sのハードロックシーンはギブソンのレスポール無しでは語れない。
あのレッドツェッペリンのジミー・ペイジがギブソンのレスポールを愛用していたこともあり、ギブソンはロックの代名詞だった。
その後、時は流れLAメタルが流行っても、ガンズ・&ローゼスのようなアメリカンロックが流行っても、ギブソンは常にシーン真ん中に君臨していた。
そんな泣く子も黙るギブソン社が経営破綻の事態には、時代の流れを感じざるを得ない。
ひと昔前なら曲を作るのはギターで作るのが常識のような時代があった。
家でソファーに座りながらギターをポロポロ。
そんな絵に憧れていた人も少なくないのではないだろうか?
それが今や、作曲はパソコンで作るのが当たり前の時代になり、別に楽器を弾けなくても安価でソフトを購入でき(下手したら無料)、誰でも手軽に作曲が出来るようになった。
ギターに関わらず、あらゆる楽器の音色はパソコンの画面上でクリックすれば音色を奏でてくれる。
ここ10年でそれが当たり前になり、今の若い世代に至っては、もはやそれが王道なのだろう。
レスポールを腰下あたりで構え、豪快にストロークするギターヒーローよりも、DJのリズムに合わせ、クールにダンスするミュージシャンがヒーローの時代になったのだ。
それでもギターがまた音楽シーンの真ん中に君臨する日を僕は願いたい。
何を隠そう、僕が初めて購入したギターはギブソンのレスポールモデルだった。
そのギターは今も大切に自宅に置いてある。
ギブソンのレスポールは基本的に重たくて、ネックも太いし、初心者には扱いにくいのだが、その分弾きこなせたときの愛着と言ったら、ちょっと癖のある恋人のほうが愛着が沸いてしまうという心境に近い。
奇しくもこのブログを書いている今日が命日である(5月2日)、元X-JAPANのhideも最初に購入したギターはギブソンのレスポールだった。
その当時、ギブソンのギターは非常に高級で、中学生でギブソンのレスポールを持っているとなればもはや事件の領域だったそうだ。
隣町からも、ギブソンのレスポールを見に他校の中学生がhideの家を訪れたのだというから、その貴重さを物語っている。
そんな世代に憧れた僕だから、ギブソンにはまだまだ終わって欲しくはない。
アサヒビールのCMで福山雅治が持っているギターはギブソンのレスポールである。
あれほど武骨なロックを、表現したシルエットはこの世にはないと思う。
また新たなるギターヒーローが現れ、ギブソンのギターがシーンを圧巻する景色を一人のギター弾きとして願ってやまない。
最後までお読みいただきありがとうございました。
kohei
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