2012年5月2日(水)
昨日のリギ山頂にて、昨年のゴールデンウィークから1年間3回に渡った私の「ゲーテ巡礼の旅」は一旦終わりにする。今日はのんびり起き、スイス東部のザンクト・ガレンに行くことにした。写真は、チューリッヒ駅前のスイス歴史博物館。
ザンクト・ガレンの最大の見所は8世紀に創建された修道院で18世紀に建て直された。そして1983年に世界文化遺産に登録された。大聖堂の天井は壮大なフレスコ画で埋め尽くされている。
修道院のもうひとつの見所は図書館で、14万冊の蔵書を持つ。一般公開している図書館ホールは写真禁止なので絵葉書を撮影。
ザンクト・ガレンからアッペンツェール鉄道で田園の中を40分、牧草地に囲まれた小さな町・アッペンツェールに着いた。
留学時から、「アッペンツェール」というハーブ酒でよく知っており、スイスに行くたびに買って来て今も家に有るが、その町に行くのは始めてだった。
ここは州都であり、年に一度州の全住民が集まり議案を挙手による多数決で決める青空会議が行われる。実は女性に参政権が与えられたのは1991年だった。そのランツゲマインデ広場は普段は駐車場に使われている。今日は市がたっていた。
町の中心に聖マウリティウス教会があり、その隣の市庁舎の一部が博物館になっている。今日は休みでレイアウトチェンジをしていたが、特別に見せてくれた。牧歌的な町だ。