14日朝8時にバレンシアのホテルを出発し、ドン・キホーテの舞台、ラ・マンチャ地方に向かう。
    16世紀には荒涼とした土地だったようだが、今は広々とした平地に結構作物が育てられている。
    驚いたことに、まず、現代の風車、風力発電の風車の大群に出迎えられた。
   ドン・キホーテならどうしただろうか?
    槍くらいでは届かなかったことはたしかだ。
    次に目立ってくるのは葡萄畑だ。結構ワイン農家もあるようだ。...
    さて、ドン・キホーテの風車突撃の舞台になったというカンポ・デ・クリプターナに着いた。
    この町の丘に10基の粉引き風車がある。16世紀から残っている風車は3基だそうだが、歴史書によると、この街には34基の風車があったそうだ。
    風車の粉を挽く使命はアメリカ等から穀物がら輸入され始めた19世紀末に終わったようだが、この街では1950年頃まで風車は実用されていたそうだ。
    撮影しまくってバスに乗り、昼食に向かうと、車窓から風車が見える。カンポ・デ・クリプターナだけに風車があるわけではなく、観光人気によっては本家争いが始まるかもしれない。