4月30日(水)

午前11時、カンボジアのプノンペンからバスでアンコールワット観光の拠点シェムリアップに向かって出発する。
アンコールワットの時代「王の道」と呼ばれた今の国道6号線だ。
2時間くらいでスクゥンという町の市場でトイレ休憩をしたが、昆虫捕獲で有名な地域だそうだ。大きなコオロギ等の昆虫を捕獲し素揚げにして売っている。イナゴの大きなものと言えば、わかる世代もいるだろうが、カンボジアでは地中に棲むジグモも素揚げにして食べる習慣がある。
これには20人のグループの殆どをしめるシ...ニアはしり込みし、最も若い女性が挑戦した。
国道沿いの民家は殆ど全て高床式だ。暑さを和らげるのが主目的だそうだが、床下を色々利用できる。
途中コンポン・トムという町の大衆的なクメール料理のレストランで昼食をとる。
シェムリアップの1時間ほど手前で古道に入り、スピアン(橋)プラップトゥフというアンコール最盛期のジャヤヴァルマン七世(1181~1220年頃)が建設したと言う古橋を見学する。ダムの役割も果たしたそうだ。
欄干は九頭のナーガ(蛇神)の形をしている。
夕方シェムリアップに入り、「タラ・アンコール」というこじんまりとした4つ星ホテルにとまる。
不幸なポル・ポト時代がおわった頃、ホテルもなく数百人の村だったシェムリアップは今や百万人を越す大観光地に育ち、ホテルの数はわからないほどだという。
今回のワールド航空サービスの添乗員の中屋雅之さんが最初にアンコールワットを観光に来たときは1980年頃ホテルは無く、プノンペンからプロペラ機でシェムリアップに来て、折り返すまでの2時間であわただしく観光をしたとの事だった。
彼はそれからアンコールワット観光に50回以上は添乗しているというベテランだ。