ベルギーで看護師というテーマで、婚姻を期にベルギーへ転居してからここでも看護師やれたらなという主旨の日記ブログをいくつか書いてきましたが、ようやく本当にベルギーで働きそうです。

自宅から車10分程度の距離にある、150床規模の介護施設で正社員登用される予定です。

12月初旬から勤務予定です。

 

これまでの流れ

 

ベルギーで看護師については、

 

フランス語学校通う/2015-2018

基礎フランス語が身に付いたあたりから看護学校へ聴講生として通う/2018-2021

学校の最終年度にコロナが始まる/2020

バカンス中に介護施設での看護師ボランティアを期間限定でするː施設から雇用の声掛けいただくも心の準備できておらず断る

学校満期完了(3年)/2021

フランス語でのコミュ力が社会人レベルとしては物足りなくてとにかく会話能力伸ばすために総合病院の救急でボランティアをする/2021~

 

 

という流れで動いてきて現在に至ります。※ゆるめにそれぞれ経過しました。

現在、救急ボランティアをして1年半たちました。

1年経った頃、フランス語での会話スムーズにできるようになったと感じるようになり、自分の中で整ったと思い就活を始めていました。

働きだすと初年度は有休もないので家族に会うため帰省も済ませておきました。

 

就活方法

 

そこでとても助かったのが、Moving People という、外国人看護師を専門に扱う看護師採用仲介業者です。

以前からこの業者のことを知っていましたが、コロナ以降、オンラインでのやり取りやサービスが各段に向上して、最終面接に至る直前まで全て在宅ですませられました。

すでに私はここでの看護師免許相当の資格証明と、看護師就労ビザを持っている状態で、就活メインで依頼しましたが、例えばベルギーへ来て間もない方でも、言語学習のフォローや、資格などの書類の申請についてもフォローしてくれるそうです。

サイトは日本語は対応していませんが、英語やフランス語でのやりとりで進められます。

 

就活内容

 

私の場合、日本の看護師免許(短大卒正看護師)のベルギーでの書き換えを個人で依頼し、ベルギーである看護師4年制と3年制の2種資格のうち3年制相当の資格証明をもらっています。

これが、日本でいう准看護師のようなものに相当するのか、雇用主によっては4年制卒看護師を求めるところもあり、まず資格の違いによる制限がかかってきます。

あとは個人的に、現場勤務から離れて何年もたっていること、フランス語は話せても自分にとっては外国語であること、アラフォーという年齢、夜勤はやりたくない。という自身の条件の上で働けそうなところを、上記の業者に探してもらいました。

 

居住地も伝えてあり、できるだけ近くでの希望であることも配慮していただいた上で、車勤務で10~40分程度の距離にある介護施設で、私の履歴書を見た上で興味をもっていただいたところが3か所あったと報告を受けました。

何か所声掛けをした上での3か所なのかは不明ですが、人手不足の看護師とはいえよく見つけてくれたものです。ありがたい。

 

そのうち、同日に2か所の施設長とオンライン面接を業者も同席の上行いました。

より近所の車10分距離にある地域密着型の施設と、車で30分距離にあるカトリック系の施設でした。

 

特に遠い方の車30分の施設は、施設長がまずインド出身のシスター看護師、勤務しているうち数人ヨーロッパ外の外国人。

私にとっては、外国人であること特有のやりづらさや苦悩なんか絶対出てくるだろうから、そういうのを共有できそうなのはものすごく魅力的でした。

ただ、車30分の距離ですが、混雑時には大渋滞する国ですし、冬季に雪が降ったりすることもあるので、通勤を考えるとその距離がネックでした。ワロン地域はお金もないので(笑)、公道でも夜間照明のない道も多く、日照時間の短い冬勤務を考えると不安でしかありません。

 

もう一方の近所車10分の施設は、至って普通のよくある施設という印象でした。

施設長も真面目そうで落ち着いていて、私の状況も汲んだうえでの雇用を考えており、いわゆる教育期間も自立したと判断できるまで設けると言っており、良心的であるのは感じ取れます。

更に、聴講生として通っていた看護学校の実習先でもあり、私は実習してませんが、もと同級生の子たちの評判もよく、地域で利用している家族や知人の方も周りにいて、そこでも評判がいいのです。

ボランティア先の救急でも、そこでバイトしたことのある看護助手の方がいて、あそこはちゃんとしたとこだというお墨付きも。

あえて言うなら人手不足がデメリットだそうで、これはどこでも同じかなと思います。

 

最終的には、どちらも気に入ったのですが勤務するのであればより近所ということで、車10分の施設と話を進めています。

 

常に仲介業者を介してのやりとりになる+こちらではバカンスに何のやり取りも進展しない(笑)ので、ゆっくりではありますが今のところ順調に雇用にむけて話が進んでいます。

 

これまで7年もかかってしまい、歳もそれなりにとって、モチベーションのアップダウンはありましたが、人間環境に本当に恵まれ、家でも学校でも私生活でも、家族や友人、ボランティア仲間などに応援され続け、巡り合った救急の患者さんにも応援されたりして、たどり着くことができました。

 

国のシステムの違いで、同じ日本出身の看護師が他の国でも看護師を、と目指している方をたまにネット上で見かけたりしますが、長い時間かけてもなかなか許可が降りなかったり、心身のコンディションが保てずあきらめざるをえなかったりという方も目に入るので、自分も無理かな~とかよく思ってました。

一方、外国でも看護師している人も確実にいて、無謀ではないのかな~とも思ってました。

そんなモヤモヤの板挟みでした。

 

まだ契約書のサインというものを交わしてないので、あくまで予定ですが、12月からの勤務予定なので、何かあったらまた急に記事更新したいと思います。

 

これで直前でドタキャンされたらそれもネタにします(笑)。

 

世の看護師のみなさん色々大変ですが頑張りましょうね。