十字架の下にジョンヒョンさんの名が記された位牌をSHINeeのメンバー1人が、遺影をジョンヒョンさんの姉が持ち、残りのSHINeeメンバー3人と、所属事務所が同じ韓国の男性アイドルグループ「SUPER JUNIOR(スーパージュニア)」のメンバー3人が棺(ひつぎ)を運んだ。
厳しい寒空の下、病院前には多くのファンが詰め掛け、キリスト教の賛美歌に送られて霊きゅう車が出発するのを涙ながらに見守った。
ジョンヒョンさんは18日、ソウル市内のホテルの一室で意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。室内からは火のついた状態でフライパンに入れられた練炭が見つかり、警察はジョンヒョンさんが自殺したのは確かなようだと発表している。
ジョンヒョンさんが親友のミュージシャン、ナイン(Nine9)さんに託した遺書には、「僕は内側から壊れた。僕をゆっくりと苦しめ、ついには僕を完全に飲み込んでしまった憂鬱(ゆううつ)に、もうこれ以上、打ち勝てなかった」「ただ、よくやったよ、お疲れさま、大変だったねと言ってほしい」などとつづられていた。