iKON 人気の裏にネット効果 | kpopとグルメ中心の旅行と平凡な日常

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(画像はお借りしました)

 昨年末に行われた「第58回 輝く!日本レコード大賞」で最優秀新人賞に輝いたのは、韓国の男性7人組グループ「iKON(アイコン)」だ。テレビに出演しづらい状況が続く韓流アーティストだけに知らない人も多いだろうが、彼らの人気ぶりから、今の音楽事情が垣間見える。

 2015年に韓国でデビューし、昨年1月には日本デビューも果たしたヒップホップグループで、日本ですでに活躍している「BIGBANG」の弟分にあたる。昨年、日本で行ったアリーナツアーでは年間32万2000人を動員と驚異の人気を示した。デビューして数か月でこれだけ動員できる新人アーティストはそういない。

 それでも日本の音楽シーン、韓流アーティストの置かれた立場を考えれば、彼らの受賞に首をかしげる人が多くてもおかしくない。

今やテレビの音楽番組が減っているということもあるが、ある音楽関係者は「一時期の嫌韓の流れはテレビ業界にはいまだに残っている。韓国アーティストがテレビ番組に出てプロモーションするのはなかなか厳しいし、音楽番組もなかなか出られない。そんな状況だから、ドラマやバラエティー番組の主題歌とかもちょっとね。ようやく一部のラジオに出られるようになったくらい。それでも聴取者からクレームが入ったりするときだってある」。

 そんな状況が続いているにもかかわらず、コンサート会場は熱気に包まれ、彼らは熱い声援を受けている。「日本にいるiKONのファンの大半はネットを見てでしょうね。彼らは韓国で放送された『MIX & MATCH』などのサバイバル番組から生まれてきたグループなんですが、番組がそのままネットに上がっていて、それを見てファンになっているんです。だから、デビュー前からファンという子も多いんですよ」とはレコード会社関係者。テレビなどに頼らなくても問題ないというのだ。

 昨年、大ブレークしたピコ太郎もネットから生まれた“アイドル”。もはや自国以外でも、戦略には欠かせないツールになっており、この流れに、さすがのネット嫌いのジャニーズも方向転換を余儀なくされそうだという。
 
 ある芸能プロ関係者は「ジャニーズも今後はアジアなど、本格的に世界を見据えた戦略を打ちだすという向きもある。今でこそ、タレントの写真をネットに出さないということをしていますが、さすがに今までと同じようにやっていては、日本はともかく、世界では勝負にならないと理解している。徐々に解禁していくだろうといわれてます」。芸能界の形もまだまだ変わっていく。