33話です。

エピソード配置の故でしょうか。

ここまで、ストーリーの進め方として、①予選、②本戦、➂インターバルを繰り返してきたわけですが、ここに至ってインターバルが冗長でありすぎたためでしょうか。

予選を取り上げた本話さえ冗長になってしまったきらいがあり、語るべき事柄を拾えない印象を受けています。

平易にいえば、語るべきことがない。

ちょっと毒を含めれば光彩がない。

いずれにせよ、ここまでなにかしら書いてきた余勢を駆って、なにか書こうとフラフラ思索してきたわけですが、やはり、トピックと言えるほどのものは見つけられないままになっています。

それでも、見たもので印象の強いところは、相対的とはいえ、あるわけなので、そこにちょこちょこ触れることで余白を埋めていきたいと思います。

 

チュートリアル

緒方による86への追加実装についてのことです。

いわゆる自動制御のサスペンションシステム、カナタが感嘆したアクティブサスというもので、そのガイダンスが行われています。

このメカニズムのトピックをなんでもないところ、露天の駐車スペースでやってしまうところが、ちょっと拍子抜けというか、もう少し雰囲気を盛り上げて欲しかったところです。

あるいは、そもそもでいえば、もっと実装へのプロセスに作劇の労を傾けて欲しかったというか。

 

どうも長すぎたインターバルで足元がふらついています。

こういう時こそ、レーシングアニメであること足がかりにして、即興になってもメカニズムへの傾斜を強めた作劇で旋回してほしいと思うのは、あるいは緻密な計算によってなりたつアニメーションへの思慕としてはそもそも筋違いなのでしょうか。

そう思うと、憮然として眺めてしまうところでもあります。

 

ラブ(コメディ)

ラブなのか、コメディとして茶化していいものか判じかねたので、一部カッコ書きのヘッダーにしました。

カナタとの関係を示威するエマ・グリーンの言説に、あくまでも彼の言うことしか信じないと、妄信してみせる西園寺恋。

自らを袖にしたカナタへの懲罰的思惟を、単語イメージとは逆配置した「ダーリン」の一言に乗せるエマ・グリーン。

いずれも真剣さと危うさを、コメディというかおかしさでラッピングしてあって、見どころというほどではないにしても、頬が緩む所ではあります。

 

とはいえ、こういうレーシングの本筋から脇にそれたところをいくら耕しても、あまり作品全体の引き上げというか、レベルアップにはならないようです。

難しいところですが、やはりメーンストリートが輝いてみせなければ、路地裏のネオンさえ光彩を欠くということでしょうか。

前項と同じ感慨になりますが、やはり憮然とするところです。

 

今回はこんな感じです。

どうもインターバルから予選へのつなぎ、あるいは双方を含めた作劇が低調になっていて、低調を言い換えるなら、いわゆるタメの回が長くなりすぎ、予選でのチェンジオブペースもままならなかったことが不得要領な印象になったようです。

 

とはいえ、結論は簡単なもので、本戦でのエッジに期待するというものになります。

 

それでは次回。