観てきました。
YouTubeで一部無料公開しているテレビドラマ版が面白かったので。
少しだけ感想を書きます。
①武田玲奈
「おいしい給食」以来のファンです。
劇場で彼女を見たかったというのも鑑賞の動機になります。ユウジを蹴った後の「あ、ゴメン!」の様式美がいいですね。声が良い。
本作ではプールサイドに立つ彼女がキラキラしていてとても美しかった。
なるほど、水とはこう使うのかと感心しました。
②伊藤源太郎
里香と駅で別れる際、今生の別れのようにうろたえて、後を追おうするところがとても印象に残りました。
日常的な出発だけど、心配で心配でたまらないというのがよく伝わってきます。千鶴に「大丈夫だから」となだめられながら引き戻されるのが一層、おかしみを引き立てます。
しかし、表面的なユーモラスに親の愛情がしっかりと見て取れるので、うかつに笑えない場面でもあります。
「おいハンサム‼」を一発で語るならこの場面になりますね。
③焼きそばのお兄さん
いい話でした。店主がおらず、子供が代わりに作った焼きそばを平らげてご馳走様には、表現できない感動がありました。
「自分だってそうする!」と感じた人は私だけではないと思いますが、人間が本来持っているやさしさ、善なるものを感じずにはいられませんでした。
性善説とはこういうことなのかと、腑に落ちました。
④パリピ
保守的ドラマの性向との対立軸とするには煮詰めが甘いですね。
若者をステレオタイプに描いても、上っ面で批判にもなっていません。
⑤まとめ
全体的にテレビドラマの延長で拡大版という趣でしたが、テレビドラマ第2クールとほぼ並走しているので、このスピード感というか勢いには気合を感じますね。
まずは形にすること世に出すことから始まるので、これでいいと思います。
いいんですこれで。