新機動戦記ガンダムWにおいてモビルドールは否定的に語られていますが、ちょっと引っかかることがあったので書いてみます。

 

【モビルドールを前面に立てたロームフェラ財団の主要人物】

デルマイユ公とツバロフ技師長のことです。

描写は悪辣ですが、やっていることを俯瞰してみると発見があります。

 

モビルドールを補助線にガンダム技師たちと対立させてみるとどうでしょう。

 

〇ガンダム技師たち:少年を前線に送り込む。

〇デルマイユ公・ツバロフ技師長:機械を前線に送り込む。王国を滅ぼすが少女を団結のシンボルに仕立てる。

 

もう一つ補助線を引きます。

 

〇ゼクス・トレーズ:戦争廃絶のため忘れられないくらい大きな戦争を起こしてインパクトを与える。

 

さらに補助線。

 

〇トレーズ派:戦う姿勢に意味がある。

 

ここまで書いて気が付きました。

本作で好意的に描写されていたキャラクターたちは、戦争にスポーツマンシップを重ねていたんですね。

では、彼らとは逆に描かれたロームフェラの二人が主兵としたモビルドールとはなんだったのでしょう。

 

続きます。